「V12はいい音、と言われるのはどうして?」

2008.08.23 クルマ生活Q&A エンジン

「V12はいい音、と言われるのはどうして?」

「V12はいい音がする」「直6らしい音」などと言われることがありますが、エンジンの型式によって排気音が変わる理由がわかりません。どういうメカニズムなのでしょうか?

お答えします。エンジン形式によって、排気音ははっきりと違ってきます。これは、爆発の間隔の違いによるものなのです。

4気筒の場合は、クランクシャフトが180度回転するたびに1回の爆発があります。一般的には、6気筒ならば120度、8気筒は90度、12気筒ならば60度ごとに爆発がある計算です。
ですから、同じ回転数であれば、気筒が多くなるほど爆発の間隔が短くなるというわけです。4気筒と12気筒では、3倍の差があることになりますね。

爆発のサイクルが短いほど回転は滑らかになり、排気音はハーモニックになります。4気筒でも回転を上げていけばだんだん滑らかになっていきますが、12気筒は低回転でもスムーズな回転が保証されているのです。

もちろん、排気音は単純に気筒数だけで決まるものではありません。直列6気筒と、それをV型に組み合わせたレイアウトのV12気筒は「完全バランス」と言われていて振動が打ち消されるので非常に滑らかですが、V8エンジンにはどうしてもバラついたような音がつきものです。

また、同じ6気筒でも直6とV6、また水平対向でも音の質が違います。注意して聞き比べてみると、面白い発見がありますよ。