ローブ早くも7勝目! シトロエンがワンツーでドイツを制す【WRC 08】

2008.08.18 自動車ニュース

【WRC 08】ローブ早くも7勝目! シトロエンがワンツーでドイツを制す

2008年の世界ラリー選手権(WRC)第10戦「ラリー・ドイッチェランド」が8月15〜17日、ドイツを舞台に開催された。ホストタウンはドイツ南西部のトリアー。いずれも路面はターマックながら、ブドウ畑の農道から陸軍の軍事演習場、さらに一般的なワイディングロードまで、コースのバリエーションに富んだラリーだ。
その特殊なターマック戦で圧倒的なパフォーマンスを見せたのが、シトロエンのエース、セバスチャン・ローブ。C4WRCを駆り、10戦目にして早くも7勝目を獲得した。セカンドドライバーのダニエル・ソルドも2位入賞を果たし、シトロエン勢が1-2フィニッシュを達成した。

■ローブ、圧倒的

WRCに昇格して以来、ドイツでは負け知らずの6連覇を果たしているローブは今大会も序盤から好調な走りを披露。デイ1を制し、幸先のよいスタートを切った。ここまではある程度予想できた展開だったが、意外にもフォードのエース、ミッコ・ヒルボネンが食らいつき、ローブに19.9秒差の2番手でデイ1を終えた。
3番手に続いたのは、ターマックを得意とするソルド(シトロエン)。フォードの2軍チーム「ストバート・フォード」で、07年型フォーカスを駆るフランソワ・デュバルは4番手でデイ1をフィニッシュ。ヒルボネンとともに08年型フォーカスを駆るヤリ-マティ・ラトバラは5番手と出遅れ、ペター・ソルベルグ、クリス・アトキンソンのスバル勢がそれぞれ6番手、7番手でフィニッシュした。

こうしてローブ対ヒルボネンのトップ争いで幕を開けた今季のドイツだが、翌日のデイ2ではローブが圧倒的なパフォーマンスを披露。8本中7本のステージでベストタイムを叩きだし、後続を引き離しにかかる。一方、2番手につけていたヒルボネンはペースがあがらず、SS7で3番手に後退。さらに、SS14では痛恨のパンクに見舞われ、ソルド、デュバルに続く4番手でデイ2をフィニッシュした。
結局、最終日もローブが余裕のクルージングでポジションをキープし、大会7連覇で今季7勝目を獲得する。ソルドも2位入賞を果たし、シトロエン勢が1-2フィニッシュを達成。スポット参戦のデュバルが3位で表彰台の一角を獲得し、ヒルボネンが4位に入賞した。

以下、デイ2のコースアウトで大きく後退したラトバラに変わって、スバルのエース、ソルベルグが5位、アトキンソンが6位に入賞。SX4WRCで挑むスズキ勢はエースのトニ・ガルデマイスターが10位、セカンドドライバーのパー-ガンナー・アンダーソンが15位でフィニッシュしており、2台揃っての完走を果たした。
なお、デイ1のSS5で8番手に付けていたストバート・フォードのジジ・ガリがコースアウトを喫しマシンを大破。幸い命には別状ないものの、腰骨を骨折しており、次戦ニュージーランドへの参戦が危ぶまれる。

(webCG)

優勝したシトロエンのローブ。ペースの上がらないライバルを尻目に、圧倒的な強さを見せた。(写真=シトロエン)
優勝したシトロエンのローブ。ペースの上がらないライバルを尻目に、圧倒的な強さを見せた。(写真=シトロエン)
フォードは、今大会に08年型モデル「フォーカスRS WRC08」を投入した。07年型モデルのアップデート版で、パワー不足が囁かれたエンジンを中心に強化が図られた模様。
(写真=フォード)
フォードは、今大会に08年型モデル「フォーカスRS WRC08」を投入した。07年型モデルのアップデート版で、パワー不足が囁かれたエンジンを中心に強化が図られた模様。
(写真=フォード)
フランソワ・デュバルは07年型フォーカスでスポット参戦。3位入賞を果たした。
(写真=フォード)
フランソワ・デュバルは07年型フォーカスでスポット参戦。3位入賞を果たした。
(写真=フォード)

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