ホンダ、「NSXコンセプト」など3モデルを公開【デトロイトショー2012】

2012.01.10 自動車ニュース

【デトロイトショー2012】ホンダ、「NSXコンセプト」など3モデルを世界初公開

本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは2012年1月9日、北米国際自動車ショー(デトロイトショー)で、アキュラブランドの新型3モデル「NSXコンセプト」「ILXコンセプト」「RDXプロトタイプ」を世界初公開した。

ホンダはデトロイトショーで、かねてより復活がうわさされていた「NSX」のコンセプトモデルを初公開するとともに、新型コンパクトラグジュアリーセダンの「ILXコンセプト」と、2代目となる新型「RDX」のプロトタイプの、計3台のワールドプレミアを披露した。同社は「NSX」の投入により、アキュラブランドのイメージ刷新を図るとともに、「ILXコンセプト」「RDX」の2台のニューモデルを加えることで、2012年に前年比で45%増となる年間18万台の販売台数を狙うとのことだ。

■次期「NSX」は3年以内に発売予定

NSXコンセプトは、量産車では世界初のオールアルミモノコックボディーを採用した初代NSXから軽量ボディーコンセプトを受け継ぐとともに、ハイブリッドパワートレインや新世代4WDシステムといった先進技術を搭載している。

パワートレインは、V6直噴VTECエンジンをミドシップレイアウトで配置し、前輪を駆動する2つのモーターとデュアルクラッチトランスミッションを組み合わせた「スポーツハイブリッドSH-AWDシステム」を採用。左右のトルクを個別に制御可能なトルク自在制御システムにより、オン・ザ・レール感覚のコーナリング性能を実現するとうたわれる。

新型NSXはアメリカで開発され、生産もオハイオ州の工場で行われるとのこと。3年以内の発売が予定されている。

■エントリースポーティーセダン「ILX」

「ILXコンセプト」は、若年層向けに開発された小型スポーティーセダンのスタディーモデルだ。ホンダのマーケティング調査によると、北米のプレミアムカー市場は乗用車試乗全体の1割程度ではあるものの、ユーザーの8割はプレミアムカーへの乗り換えを望んでいるという。ILXコンセプトはそうした潜在ユーザーを取り込むことを狙って開発されたモデルで、若年層が購入時に重視するスタイリング、お買い得感、環境性能の3つの要素が重点的に高められている。

パワートレインは、2リッターおよび2.4リッターの4気筒ガソリンエンジンと、アキュラ車では初となる1.5リッターハイブリッドエンジンの3タイプが設定される。ILXコンセプトをベースとした市販モデルは米インディアナ工場で生産され、2012年春の発売が予定されている。車両のベース価格は、3万ドルを切るとのことだ。

■次期「RDX」のプロトタイプ

2代目となる新型「RDX」は、品格のあるスタイリングと、ゆったりとしたキャビンおよび荷室を両立した小型CUV(クロスオーバー・ユーティリティー・ビークル)だ。エンジンは従来の2.3リッター直4ターボユニットから3.5リッターV6ユニットに置き換えられた。燃費性能は、FF車では市街地モードが20mpg(8.5km/リッター)、高速モードは28mpg(11.8km/リッター)を達成するとのこと。また新開発の4輪駆動システムを採用するモデルの設定も予定されている。

機能面では、ホイールベースやトレッドの拡大により、居住空間と荷室の拡大が図られるとともに、ワンタッチで格納可能なリアシートが採用される。新型RDXは米国オハイオ州で生産が行われ、2012年春の発売が予定されている。

アキュラは、北米を開発や生産の拠点として今後3年間で全モデルを一新するとのこと。北米と中国でのブランド強化に加え、2013年以降はアラブ首長国連邦、サウジアラビア、ロシア、ウクライナの各市場にも進出を図るという。

(webCG 曽宮)

ホンダ、「NSXコンセプト」など3モデルを公開【デトロイトショー2012】の画像
「アキュラNSXコンセプト」
「アキュラNSXコンセプト」
「アキュラILXコンセプト」
「アキュラILXコンセプト」
「アキュラRDXプロトタイプ」
「アキュラRDXプロトタイプ」
関連記事
  • ホンダNSX(4WD/9AT)【試乗記】 2016.12.1 試乗記 初代の生産終了から10年あまりの時を経て、ようやく現実のものとなった新型「NSX」。ホンダ渾身(こんしん)のハイブリッド・スーパースポーツの走りと、それを支える技術的ハイライトについて詳しく報告する。
  • ホンダがマイナーチェンジ版「フィット」の情報を先行公開 2017.5.11 自動車ニュース 本田技研工業は2017年5月11日、同年6月下旬にマイナーチェンジを予定しているコンパクトカー「フィット」に関する情報を、ホームページで先行公開した。先進安全運転支援システムを採用したほか、エクステリアがよりスポーティーにリフレッシュされる。
  • 第42回:最新ディーゼル4台イッキ乗り!
    Sクラスのディーゼルハイブリッドは高い!? 安い!?
    2017.5.23 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第42回は「最新ディーゼル4台イッキ乗り! Sクラスのディーゼルハイブリッドは高い!? 安い!?」。ディーゼルの頂点に君臨するメルセデス・ベンツのフラッグシップは果たして“買い”か?
  • トヨタが新型「カムリ」日本仕様の内外装を初公開 2017.5.19 自動車ニュース トヨタ自動車は、新型「カムリ」の日本仕様の内外装を、オフィシャルウェブサイト上で公開した。2017年1月の北米国際自動車ショーで、米国仕様が世界初公開されており、日本市場には同年夏ごろの投入が予定されている。
  • 「谷口信輝の新車試乗」――日産ノートe-POWER X モード・プレミア(前編) 2017.5.18 mobileCG SUPER GTや86/BRZ Raceで活躍中の谷口信輝が、本音でクルマを語り尽くす! 今回は「日産ノートe-POWER X モード・プレミア」に試乗する。谷口は“電気自動車のまったく新しいカタチ”をどう見ている?
  • アウディA5クーペ2.0 TFSIクワトロ スポーツ(7AT/4WD)【試乗記】NEW 2017.5.24 試乗記 流麗なスタイルが自慢の「アウディA5クーペ」が、9年ぶりにフルモデルチェンジ。新型はどんなクルマに仕上がったのか、2リッターの4WDモデル「2.0 TFSIクワトロ スポーツ」に試乗して確かめた。
  • 第412回:歴史を作った高級セダン
    初代「スカイライン」の素顔に迫る
    2017.5.13 エディターから一言 今年誕生60周年を迎えた「日産スカイライン」。誕生月である4月には記念イベントも開催された。では、その原点となる初代スカイラインは、どんなクルマだったのだろうか? 歴史を作った名車の実像について、詳しくリポートする。
  • 第41回:最新ディーゼル4台イッキ乗り!
    GLCクーペはレスポンスキング!?
    2017.5.16 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第41回は「最新ディーゼル4台イッキ乗り! GLCクーペはレスポンスキング!?」。2.2リッター4気筒ディーゼルターボエンジンは静かで快適。メルセデス・ベンツのスタイリッシュSUVの○と×とは?
  • ホンダが改良型「グレイス」の情報を先行公開 2017.5.11 自動車ニュース 本田技研工業は2017年5月11日、同年7月上旬にマイナーチェンジを予定しているコンパクトセダン「グレイス」に関する情報を、ホームページで先行公開した。今回のマイナーチェンジでは、先進の安全運転支援システムと、内外装のリフレッシュが実施される。
  • ポルシェ・カイエンGTS(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.16 試乗記 発表から7年、その後のマイナーチェンジからもはや2年半が経過した2代目「ポルシェ・カイエン」。もはや円熟の域に達した感のある同車は今、われわれにどんな走りを見せてくれるのだろうか。スポーティーな「GTS」グレードのステアリングを握った。
ホームへ戻る