フィアットのモンテゼーモロ会長が「電車でゴー!」私鉄の会長に

2008.07.17 自動車ニュース

フィアットのモンテゼーモロ会長が「電車でゴー!」私鉄の会長に

2008年7月15日、イタリア初の民営鉄道の概要が明らかになった。
新会社の名称は新旅客鉄道(Nuovo Trasporto Viaggiatori。以下NTV)で、会長はフィアット・グループ会長でもあるルカ・ディ・モンテゼーモロ氏(60歳)が務める。

NTV社は、モンテゼーモロ氏のほか、有名靴ブランド「トッズ」の会長であるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏、実業家のジョヴァンニ・プンツォ氏の3名が設立資金の50.5%を出資して設立された。
すでに昨2007年にイタリア運輸省によって鉄道の営業認可が下りている。

実際には、現在イタリア国鉄によって整備が進められている高速新幹線のインフラ上に、自社所有の高速列車を運行させるビジネスだ。

運行路線は、イタリア半島を縦断するトリノ−ミラノ−ボローニャ−フィレンツェ−ローマ−ナポリのサレルノ線をはじめ3路線。
現在4時間5分かかるミラノ−ローマ間は、1時間5分短縮され3時間で結ぶ。
1日に運行する本数は54本。年間100万人の輸送を見込んで、3年後の2011年開業を目指す。

NTV社は今回の発表にあわせて、すでに25両を発注済みという列車の模型も公開した。
ベースはフランスのアルストーム社製最新列車で350km/hを誇る「AGV」。イタリアン・レッドにイエローの細いラインが走る。とくにNTVからのコメントはないが、このカラーリングを見てフェラーリを想像する人は少なくないだろう。

モンテゼーモロ氏は今年3月、約4年弱務めたイタリア工業連盟会長を退任したばかり。引き続きフィアットを率いながら、還暦後は「電車でゴー!」ということに相成った。

(文=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA/写真=Nuovo Trasporto Viaggiatori)

NTV使用車両のスケールモデル。
NTV使用車両のスケールモデル。

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モンテゼーモロ会長
モンテゼーモロ会長

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