【スペック】全長×全幅×全高=4865×1840×1900mm/ホイールベース=2950mm/車重=1890kg/駆動方式=FF/2.4リッター 直4DOHC16バルブ(170ps/6000rpm、22.8kgm/4000rpm)/価格=330万円(テスト車=394万3650円)

トヨタ・アルファード240S(FF/CVT)【ブリーフテスト】

トヨタ・アルファード240S(FF/CVT) 2008.07.17 試乗記 ……394万3650円
総合評価……★★★

威風堂々で人気上々の「アルファード」。2列目ベンチシートの8人乗り仕様はどうなのか? ベーシックな2.4リッターモデルの走りは?
専用エアロパーツで個性を上乗せする、「S」グレードで試した。

テコ入れは必要

大容量キャビンをもつ大型ミニバンは、自由度があって楽しい。乗員が定員より少ない時にはあちこち席を選べる。その点、2列目も3列目もそれほど乗り心地に差がないのは美点だ。
大人数での移動となると荷物もそれなりに増加すると考えられ、通常のトランク部分だけでは不足する、足元など室内への同居もあり得るが、クライスラーの「ボイジャー」などと比べれば、まだまだ効率的な収納の余地はある。単に見た目の変更だけを実施したマイナーチェンジならば納得できるが、次回は根本的なテコ入れが期待される。

ブレーキはもっとパワフルでありたい。重量や動力性能に対しては不満だ。たしかに、強く踏めば利かないことはないが、最近の欧州車のレベルからすると、減速Gは踏み始めの立ち上がりが弱めで、その後の踏み込みに対する増加率も期待値を下まわる。ブレーキアシスト云々ではなく、全体の容量というかシステム自体のグレードアップがそろそろ必要な時期にきている。

サイドブレーキは同じペダルを2度踏みしてリリースするタイプで、緊急時の反復使用がしにくい。たとえば下り坂で主ブレーキが失陥して使えないと仮定しよう。サイドブレーキを試せば減速させうるのだが、次第にフェードしてきたとき反復使用するのに毎回2度ずつ踏まなければならない。ロックさせてしまう危険性があるし、解除時もそこまで踏みこむ必要がある。

膨大な車種をかかえるトヨタ・ファミリーとしては、極端な抜け駆けは許されないのかもしれないが、上級車種から目覚めないと流れをリードできないのではないか。

 
トヨタ・アルファード240S(FF/CVT)【ブリーフテスト】
ボディをロー&ワイドに見せるエアロパーツが「S」の証。専用デザインの10スポーク18インチアルミも特徴だ。
トヨタ・アルファード240S(FF/CVT)【ブリーフテスト】

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