「シトロエンC4」が4年目のマイナーチェンジ

2008.07.14 自動車ニュース
新しいC4。写真は3ドアバージョンの「クーペ」。
「シトロエンC4」が4年目のマイナーチェンジ

「シトロエンC4」が4年目のマイナーチェンジ

仏シトロエンは、「C4」シリーズにマイナーチェンジを実施した。実車は、2008年8月26日に開幕するモスクワモーターショーでお披露目される。

こちらは5ドアバージョンの「C4サルーン」。
こちらは5ドアバージョンの「C4サルーン」。
現行モデルの写真。ボンネット中央には折れ筋が入る。
現行モデルの写真。ボンネット中央には折れ筋が入る。

■丸くなりました

2004年に発売されたC4は、5ドアと3ドア併せて、世界中で90万台以上も売れたシトロエンのヒットモデルだ。
その好調の波に乗って、「よりエレガントに、ダイナミックに、経済的に、エコロジーに」をテーマとし細かい変更を多々加えた、いわばアップグレード版が発売されることになった。

公開された写真によると、その外観に大きな変化はない。が、全長は15mmだけ延長(5ドアは4275mm、3ドアは4288mm)。フロントまわりは、グリルと一体型のバンパーが装着され、C4の特徴ともいえるボンネット中央の“鼻筋”が消え、丸みを帯びた。
足元には新たに16インチ(「Olympie」)と17インチ(「Ribalta」「Volubilis」)のアルミ製ホイールが用意された。どのタイプが装着されるかは、グレードや市場によって異なるということだ。

ボディカラーについても「Récife blue」「Bourrasque blue」「Thorium grey」と、ブルー2色、グレー1色が新たに加えられた。

室内の写真は公開されていないが、リリースによれば、中央のディスプレイに収まるタコメーターは再設計され、ライティングやドライビング情報についてもアップグレードが図られたという。素材に関してもグレードによってシート地がビロードだったり、ライトグレーの新皮革「Lama」が採用されるようだ。

サルーンのリアビュー。
サルーンのリアビュー。
ドアの枚数以上にサルーンとの違いがわかる、クーペのリアまわり。
ドアの枚数以上にサルーンとの違いがわかる、クーペのリアまわり。
「シトロエンC4」が4年目のマイナーチェンジの画像

■エンジンにBMWの血

パワーユニットは、ガソリンに関しては、BMWと共同開発され既にプジョー「308」などに搭載されている「VTi」(バリアブルバルブリフト&タイミング)と「THP」(ターボハイプレッシャー)がシトロエンモデルとして初マウントされる。これにより、現行ユニットの「1.6i 16V」は「VTi120」へ、「2.0i 16V」は「THP150」へと切り替わる。
1.6リッターの前者は、10psアップの120ps/6000rpm、16.3kgm/4250rpm、ミッションは燃費で約6%優れる5段MT、又は4段ATが組み合わされる。後者は、新しい6段MTを組み合わせる150ps/5800rpm、24.5kgm/1400〜4000rpmと、4段ATの140ps、24.5kgm/1400rpmがラインナップする。

ディーゼルに関しては新たに1.6リッターの「HDi 92」と「HDi 110 FAP」、さらに、現行から2psアップして140psになった2リッターの「HDi 140 FAP」が登場する。もちろん、燃費の向上やCO2削減対策は各々施されている。

発売時期については不明だが、価格は1万8800ユーロ(「HDi92」)から2万5600ユーロ(「HDi140 FAP」)まで(邦貨換算では約320〜430万円)になると発表された。

ところで今年の4月には、フランスの某自動車雑誌が「ニューC4の1分の1スケールモデル」と称する写真をスクープ掲載した。
その顔付きは現行モデルのような鼻筋が中央に残るもので、ヘッドランプはボンネットの半分以上まで吊り上がった、まるで歌舞伎役者のような表情。全体的なシルエットも今回のニューC4とは明らかに異なっている。2010年秋ごろの発売と予想されるそれは、ディーゼルハイブリッドエンジンや、「ストップ&ゴー」システム、さらにエネルギー回収システムを組み入れるのだとか。果てさて、その真相はいかに……?

(文=野口友莉/写真=シトロエン)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

C4の他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • シトロエンC4カクタス(FF/5AT)【試乗記】 2016.12.28 試乗記 シトロエンの小型クロスオーバーモデル「C4カクタス」に試乗。1.2リッター直3自然吸気エンジンと5段ETGがもたらすのんびりとした走りには、どこか「2CV」に通じる、フランス車の原点的な味わいがあった。
  • シトロエンC4セダクション アップグレードパッケージ(FF/6AT)【試乗記】 2015.10.29 試乗記 シトロエンがCセグメント車「C4」のパワートレインを一新し、1.2リッター直3ターボとトルコン式6段ATを採用した。上級モデル「セダクション アップグレードパッケージ」の試乗を通して感じた、簡単には言い表せないフランス車ならではの魅力を報告する。
  • DS 5にディーゼルモデル「BlueHDi」が登場 2017.1.11 自動車ニュース プジョー・シトロエン・ジャポンが「DS 5」にディーゼルエンジン搭載モデル「BlueHDi」を設定。180ps/3750rpmの最高出力と40.8kgm/2000rpmの最大トルクを発生する2リッターディーゼルターボエンジンを搭載している。
  • ボルボ車誕生90周年を記念した「V40」の限定車発売 2016.12.27 自動車ニュース ボルボ・カー・ジャパンは2016年12月27日、コンパクトハッチバック「V40」に特別仕様車「T3 Anniversary Edition(アニバーサリーエディション)」を設定し、2017年1月3日に発売すると発表した。200台限定の販売となる。
  • ルノー・トゥインゴ ゼン(RR/5MT)【試乗記】 2017.1.6 試乗記 「ルノー・トゥインゴ」に追加されたエントリーグレード「ゼン」の、自然吸気エンジン+5段MTモデルに試乗。ベーシックであることを突き詰めたフレンチコンパクトには、普通であることの素晴らしさが凝縮されていた。
ホームへ戻る