【スペック】全長×全幅×全高=4870×1795×1450mm/ホイールベース=2850mm/車重=1680kg/駆動方式=FR/3.5リッターV6DOHC24バルブスーパーチャージャー付き(360ps/6400rpm、50.8kgm/3200rpm)/価格=644万5000円(テスト車=687万4450円)

トヨタ・クラウンアスリート“+M スーパーチャージャー”(FR/6AT)【試乗記】

親は超えるためにある 2008.07.14 試乗記 トヨタ・クラウンアスリート“+M スーパーチャージャー”(FR/6AT)
……644万5000円

“走りのクラウン”「3.5アスリート」をモデリスタがチューンナップ。スーパーチャージャーで武装し、さらにパワフルになった走りとは……?

意地の見せどころ

外観はフツウのセダンのまま、軽くエンジンをチューンして、アシも固め、ちょっと同類とは違う優越感を味わう――という世界は、昔から好き者の間で支持されてきた。

その手法をメーカー自身でやってしまったのが、クラウンでいえば「アスリート」シリーズ。しかし、数が増えて一般化すれば、更に上を目指すのが世の習い。とはいえ、排ガスや安全性など法規との絡みもあり、そう簡単に素人が手を出せる領域ではない。そこにモデリスタやトムス、TRDといった、メーカー側近の会社が活躍する余地がある。

現行クラウンのモデルチェンジに伴い、モデリスタから発売になったのは、クラウン・アスリートをベースに、スーパーチャージャーで軽くチューンした仕様。「+M スーパーチャージャー」なるコンプリートカーである。価格は、素の3.5アスリートで644万5000円。本革シートや電動サンシェードなどを加えた「Gパッケージ」が724万5000円だ。

チューンのポイントは、3.5リッターV6の排気量や圧縮比はそのままに、スーパーチャージャーを付加して360ps/6400rpm と50.8kgm/3200rpmにパワーアップしたエンジン。20mmローダウンされたサスペンション。専用のエンジンカバーや、「SUPER CHARGER」「+M」の専用エンブレムなどである。
この手の市場はドイツ車の独壇場でもあるが、外来者に荒されてたまるか、という国産車の意地の見せどころでもある。

 
トヨタ・クラウンアスリート“+M スーパーチャージャー”(FR/6AT)【試乗記】の画像
フロントドアの前方下端とトランクリッド下端には、専用エンブレムが付けられる。
フロントドアの前方下端とトランクリッド下端には、専用エンブレムが付けられる。
【試乗車のオプション装備】
プリクラッシュセーフティシステム=14万7000円/クリアランスソナー&サイドモニター=7万3500円/ホワイトパールクリスタルシャイン(ボディカラー)=3万6750円/フロントスポイラー(アスリート用)=5万8800円/サイドスカート(アスリート用)=6万3000円/リアスカート(ロイヤル用)=5万400円
【試乗車のオプション装備】
	プリクラッシュセーフティシステム=14万7000円/クリアランスソナー&サイドモニター=7万3500円/ホワイトパールクリスタルシャイン(ボディカラー)=3万6750円/フロントスポイラー(アスリート用)=5万8800円/サイドスカート(アスリート用)=6万3000円/リアスカート(ロイヤル用)=5万400円
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