第227回:商用車はつらいよ! これが伊仏のトンデモ法規だ

2012.01.13 エッセイ

第227回:商用車はつらいよ! これが伊仏のトンデモ法規だ

街角に止まる3輪トラック「アペ500」。フロントには赤い斜線が。
第227回:商用車はつらいよ! これが伊仏のトンデモ法規だ

イタリアに革命的自由化到来

イタリアではこの2012年1月から、ある革命的な自由化が行われた。何の自由化かというと、商店や飲食店に関するものだ。「営業日・営業時間」と「バーゲンの時期」の自由化である。
日本の方々は「エッ?」と驚くかもしれない。だが従来イタリアでそれらは、「長時間労働を防ぐと同時に、過当競争も抑制する」などといった理由のもと、自治体と商業団体によってかなりシビアに統制されていたのだ。

実はこの自由化案は、過去にもたびたび法案が提出されては消えていた。しかし今回は経済危機を背景に、営業時間やバーゲン時期をフレキシブルにすることで市場の活性化を促そうということで、ついに施行に移されたのだ。
この自由化、消費者団体が歓迎の意向を示しているのに対し、商業団体は露骨に不快感を示しており、これを執筆している脇のテレビでは、「最終的には、休みが取りにくくなっちゃうわよ」とローマで商店を営むおばさんが放映されている。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。