【スペック】全長×全幅×全高=4256×1810×1404mm/ホイールベース=2578mm/車重=1298kg/駆動方式=FF/2リッター直4DOHC16バルブ・ターボ(200ps/5100rpm、28.6kgm/1700-5000rpm)(欧州仕様車)

フォルクスワーゲン・シロッコ【海外試乗記】

痛快な風 2008.07.10 試乗記 フォルクスワーゲン・シロッコ

16年ぶりにその名を復活させた「フォルクスワーゲン・シロッコ」。ゴルフベースの派生モデルではあるが、その走りは別物という。2009年に予定される日本発売を前に、ポルトガルで試乗した。

実用性を重視

16年ぶりに甦った「シロッコ」の第一印象は鮮烈だ。ジウジアーロが手掛けて旋風を巻き起こした初代、そして2世代目とは一転、そのフォルムは迫力に満ち満ちている。

かつてそうだったように、「ゴルフ」と基本骨格を共有する新型「シロッコ」のスリーサイズは、全長4256mm×全幅1810mm×全高1404mmと、ゴルフより短く、広く、そして低い。正面から見ると、ワッペングリルを廃し、目をつり上げた顔に加えて、ルーフの低さとトレッドの広さによって、平べったさが一層強調されている。
サイドビューも、低い全高とロングホイールベース、そして最大19インチのタイヤ&ホイールが、ほかにない存在感を演出。さらには、フロント以上にワイドなスタンスで踏ん張るタイヤとコンパクトなキャビンのコントラストが、リアビューに鮮烈な印象を与えているのだ。

感心させられるのは、2人掛けの後席が、身長177cmの筆者にも十分なほど広く、またラゲッジスペースも最大755リッターを確保するなど、使い勝手を犠牲にしている部分がほとんどないということ。これまたシロッコの伝統どおり、毎日使える実用性、日常性が、なにより重視されているのである。

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