マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビュー

2008.07.08 自動車ニュース

マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビュー

マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビュー

マツダは2008年7月8日、トールタイプの新型ミニバン「ビアンテ」を発表。同日販売を開始した。

マツダの井巻久一代表取締役会長兼社長の挨拶では、「発売前から3000台の注文を受けた」とビアンテの商品力に自信あふれるコメントが聞かれた。
マツダの井巻久一代表取締役会長兼社長の挨拶では、「発売前から3000台の注文を受けた」とビアンテの商品力に自信あふれるコメントが聞かれた。
ダッシュボード上部にメーター類が収まるインパネ。エアコン、オーディオなどを集中操作する「CF-Net」は装備されない。
ダッシュボード上部にメーター類が収まるインパネ。エアコン、オーディオなどを集中操作する「CF-Net」は装備されない。

■人気のカテゴリーにマツダも参入

先行して車名およびスタイリングを発表したミニバン「ビアンテ」が正式発表された。
「トヨタ・ノア/ヴォクシー」や「日産セレナ」など売れ筋のカテゴリーに属するクルマで、箱形のボディ形状に、3列シート8人乗り、両側スライドドアと、ライバル同様の装備が与えられる。

他車のように運転する楽しさは声高にアピールされておらず、またモーターショーなどにも該当するコンセプトカーらしきものが見あたらないことから、きわめて“マーケットイン”色が強いクルマと読みとれる。開発期間は14ヵ月とのコメントも得られた。

室内空間の広さ、取りまわしの良さなどとともに「クリーン」をアピールし、ライバルたちとの差別化を図る。エクステリアにも個性的なデザインが採用された。

2リッター直4のDISI(直噴)搭載モデルは、FFと4WDを用意。トップグレードには2.3リッター直4ユニットが与えられ、こちらはFFのみ。FFには5段AT、4WDには4段ATが組み合わされる。
国内でのみ販売される「ビアンテ」の価格は、219.9万円から268.9万円。月の販売目標は3000台と設定され、「デミオ」に次ぐ同社の人気車種の地位を狙う。


マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビュー

■乗る人すべてにZoom-Zoomを

「Zoom-Zoom Tall」を掲げるビアンテの「ワクワク」は、ドライバーだけでなく乗る人すべてにまで拡大された。すなわち、ワクワクするエクステリア、インテリアをウリにする。

ディメンションは全長×全幅×全高=4715×1770×1835mm(FF車)、ホイールベースは2850mm。ホイールベースはセレナ(2860mm)に匹敵し、クラス最長と謳われる室内幅(1545mm)で、広い室内空間を実現したという。

一連のコンセプトカー「Nagare(流れ)」シリーズを受け継ぐというスタイリングは、ヘッドランプから大きな三角窓を通じてリアにつながる特徴的なグラスエリアを持つサイドビューとなった。

「リビングモード」時の2列目。このときシートベルトは3列目用を着用することになる。
マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビュー

■快適でクリーンな室内

低く設定されたフロア地上高により、運転席は乗用車と同様な乗り降りが、後席へはクラストップレベルといわれる開口部を持つスライドドアを通じ、スムーズなアクセスが可能という。
3人がけとなる2列目シートを左右に分割し、キャプテンタイプの使い方ができる「ウォークスルーモード」や、3列目シートの座面をチップアップし、2列目を最後端までさげた「リビングモード」など、シートアレンジも多彩。

インテリアの快適性を高める装備として、「クリーンインテリア」が用意される。除菌効果を持つ「nanoe(ナノイー)イオン発生装置」、アレル物質やウイルスを抑えるアレルバスター搭載フィルターをはじめ、消臭天井、クリーナブルシートなどをオプション(一部に標準装備)で選ぶことができる。


マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビューの画像

マツダの新型トールミニバン「ビアンテ」デビューの画像

■プレマシーをベースに

エンジンは、オールアルミ製の直4MZRユニットで、2リッターDISI(直噴)と2.3リッター2種をラインナップ。どちらも「プレマシー」が採用するものと同型である。
2リッターは最高出力151ps/6200rpmと最大トルク19.4kgm/4500rpm(4WDは144psと18.8kgm)、2.3は165ps/6500rpmと21.4kgm/4000rpmを発生する。
FFには5段ATが、4WDには4段ATが組み合わされ、2.3リッターはステアリングシフトスイッチで変速できる、マニュアルモード付き。

シャシーの基本コンポーネントも「プレマシー」のそれを受け継ぎ、サスペンション形式は、前マクファーソンストラット/後マルチリンク式を採用。電動ポンプ式の油圧パワステは、車速などに応じてアシスト力が制御される。ステアリングギア比は、セダンなどから乗り換えても違和感がないようにと配慮され、一般乗用車同等の16.2に設定された。

(webCG 本諏訪)

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