「欧州車のオイル交換サイクルはなぜ長い?」

2008.06.28 クルマ生活Q&A ガソリン・オイル

「欧州車のオイル交換サイクルはなぜ長い?」

「メルセデス・ベンツCクラス」を、中古で購入しました。整備手帳を見ると、走行2万7000kmで1度しかオイル交換をしていません。ディーラーで聞いたところ、オイル交換は2万5000kmごとでいいといわれました。本当に大丈夫なんでしょうか?

お答えします。日本車では、メーカーの推奨するオイル交換のサイクルは、最近では1万5000kmというものもありますが、多くは5000kmぐらいで交換するように指定されています。それに対して、欧州車はオイル交換の間隔が一般的に長くなっています。

特にドイツ車がそうで、メルセデス・ベンツ、BMWは1万5000kmから2万5000kmという指定です。ターボ車であっても同じなので、日本の感覚ではちょっと不安になってしまうかもしれません。

これには、ヨーロッパと日本でクルマの使われ方が違うことが関係していると思います。一般に、ヨーロッパでは日本に比べて長距離走行が多い傾向があります。離れた都市間を高速道路で移動する、というイメージですね。

それに対し、日本ではちょっと近くに買い物に行き、エンジンが温まらないうちにまた戻ってくるという使われ方が多いようです。また、渋滞の中でのろのろ運転する機会もよくあります。これは、クルマにとって、そしてオイルにとっては過酷な状況です。

不完全燃焼でガソリンが燃え残ると、それがオイルに溶け込んで劣化させていきます。近所へのチョイ乗りや渋滞の中での走行は、この不完全燃焼を引き起こしやすいのです。一方、長距離の定速走行では、安定した燃焼状態を保たれるので、オイルの劣化は比較的軽度で済むのです。

ですから、ヨーロッパで使用している場合、日本でクルマを走らせているのに比べてオイル交換の間隔が空いても問題が起きにくいということは考えられます。

私の場合は、欧州車であっても5000kmをめどにオイル交換をするようにしています。長距離移動しかしない、というのなら別ですが、ふだん近距離の移動が多いようでしたら、オイル交換はマメにすることをおすすめします。