独アウディ、縦置きエンジン用のツインクラッチ式トランスミッションを発表

2008.06.18 自動車ニュース
アウディA4
アウディ、縦置きエンジン用のツインクラッチMTを発表

独アウディ、縦置きエンジン用のツインクラッチ式トランスミッションを発表

独アウディが、縦置きエンジン用の「Sトロニック」(ツインクラッチ式トランスミッション)を発表した。


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1、3、5、7速を片側のクラッチが受け持ち、2、4、6速とリバースをもう片方のクラッチが受け持つ。双方を瞬時に切り替えることで、素早いシフトチェンジを実現する。
1、3、5、7速を片側のクラッチが受け持ち、2、4、6速とリバースをもう片方のクラッチが受け持つ。双方を瞬時に切り替えることで、素早いシフトチェンジを実現する。

■全モデルへの搭載準備OK?

独アウディが、縦置きエンジン用のツインクラッチ式トランスミッション、“7段 Sトロニック”を2008年後半より各モデルに採用すると発表した。

ツインクラッチ式トランスミッションの先駆けとして、プレミアムカーセグメントにおける「セミオートマ化」の流行を生み出したアウディのDSG(現Sトロニック)は、マニュアルトランスミッションを凌ぐ素早いギアチェンジを可能にし、オートマチックのようなイージードライブにも対応。かつ燃費に優れるのが特徴だ。そうしたことから専門家やユーザーの評判もよく、アウディブランドを特徴づける技術のひとつとして認知されるまでになった。

ただしこれまでは、エンジンを横置きに搭載するコンパクトモデル用しか設定がなく、採用車種は、アウディA3とフォルクスワーゲンのコンパクトモデルに限られていた。アウディ車はA4以上のクラスはすべてエンジンが縦置きのため、それらのモデルに転用できない汎用性の低さこそが最大の弱点だったといえるだろう。

ところがこのたびドイツのアウディ本社が、縦置きエンジン用の7段トランスミッション「Sトロニック」を開発し、2008年後半より市販車に順次採用していくと発表した。A4以上の上級モデルでもSトロニックが選べるようになるのだ。

アウディA5
アウディA5
アウディA6
アウディA6

新開発の7段 Sトロニックは、最高エンジン回転数が9000回転、耐トルク容量は550Nm。これはV10を搭載するアウディ「S8」(540Nm)よりも高い数値であり、アウディが幅広い車種への対応を考慮し開発したことがうかがえる。7段 Sトロニックはクワトロシステムに対応し、前後トルク配分40:60の割合で前後に分配。前輪に最大65%、リアには最大85%のトルクを伝えることができる。

現在のところ具体的な搭載車についての発表は行われていないが、A4やA5、A6などに組み合わされるのは確実だろう。一刻も早い日本導入を期待したいところだ。

(webCG 曽宮)

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