スバルの7人乗りミニバン、「エクシーガ」発売

2008.06.17 自動車ニュース
「スバル・エクシーガ2.0GT」
スバルの7人乗りミニバン、「エクシーガ」発売

スバルの7人乗りミニバン、「エクシーガ」発売

富士重工業は2008年6月17日、新型の7人乗りミニバン「エクシーガ」を発表。同日に発売した。


スバルの7人乗りミニバン、「エクシーガ」発売の画像
2.0iのアイボリー&ブラックインテリア。
2.0iのアイボリー&ブラックインテリア。

■今度のスバルはいっぱい乗れる

いまや新車の約3割を占めるほど賑やかな日本のミニバン市場に、スバルが満を持して送り出したのが、「エクシーガ」だ。海外向けの大型SUV「B9トライベッカ」を除いては、同社唯一の多人数乗用車である。

開発コンセプトは、「7シーター パノラマ ツーリング」。基幹モデル「レガシィツーリングワゴン」よりひとまわり大きいボディに、広めの室内空間。「2+3+2」の3列シートで7人を包み込む。巨大なグラスルーフをオプションで選べるなど、各席からの視界のよさや開放感がセリングポイントだ。
ベーシックなNAモデルから走りにこだわったターボモデルまで、4種類のグレードをラインナップする。

価格は、NAモデルが199万5000円(2.0i/FF)から248万8500円(2.0i-S/4WD)までで、ターボモデル(2.0GT/4WD)は278万2500円。
月間の目標販売台数は、シリーズ全体で2300台となっている。

マフラーエンドは、全グレードで左右2本出しとなる。
マフラーエンドは、全グレードで左右2本出しとなる。
ブルーのラインが印象的なヘッドランプ。
ブルーのラインが印象的なヘッドランプ。

■ワゴンのようなミニバン

スバル唯一の7人乗りミニバン……とはいえ、「エクシーガ」の見た目は、まんまワゴン車。ミニバンにもレガシィのようなイメージを求めるスバルファンの声に応え、ごろりとしたモノフォルムではなく、あえて乗用車的なデザインを採り入れたという。
ボディサイズは、全長×全幅×全高=4740×1775×1660mmの、ホイールベースが2750mm。既存モデルのなかでは車高が高めな「レガシィアウトバック」(4730×1770×1545mm)に近いものの、背はさらに115mm高く、ホイールベースは80mmも長い。ライバルと目される「ホンダ・オデッセイ」(4765×1800×1550mm)と比べても、110mm高めの背が際立つ。もっこりしたワゴン、といった印象である。

エクステリアは、サイドからリアに繋がるガラス面や、2本出しのマフラー、ボンネットのキャラクターラインなどが、味。ヘッドランプには珍しく縦長のブルーレンズが入れられる。
碧い瞳をもつ「エクシーガ」、今のところは国内専用モデルとなっている。

カットモデルで見るインテリア。後ろの座席ほどヒップポイントが高くなる。1列目と3列目の高低差は、じつに140mm!
カットモデルで見るインテリア。後ろの座席ほどヒップポイントが高くなる。1列目と3列目の高低差は、じつに140mm!
フラットになる荷室。DC12V/120Wのカーゴソケットや床下収納スペースも備わる。
フラットになる荷室。DC12V/120Wのカーゴソケットや床下収納スペースも備わる。

■中身で勝負!

「まず室内空間ありきで開発した」という同車は、車内のひろびろ感が命。実際の室内寸法は2720×1510×1275mmで、レガシィツーリングワゴンのそれより、65mm幅広く、85mmも高い。
天井を見上げれば、2列目頭上まで広がる「パノラミックガラスルーフ」(オプション)の開放感。足元に目を落とせば、ガソリンタンク形状を工夫して実現したというフラットフロアですっきり感が得られる。

3列シートは、後ろに行くほどヒップポイントが70mmずつあがる「シアターシートレイアウト」を採用。「7シーター パノラマ ツーリング」のコンセプト通り、どの席からでも視界がよいとアピールする。最も高い3列目にはリクライニング機能が備わり、荷室側からもワンタッチで前倒し可能。座面が連動して沈み込む機構を採用し、フルフラットな荷室を実現した。

一方、1列目&2列目の足元やセンタートレイなどにはブルーのLEDイルミネーションを配置。流行りの演出もシッカリ、である。

2.0GTの2リッターターボエンジン。
2.0GTの2リッターターボエンジン。
ちなみに、車名の「EXIGA」は、Exciting(刺激的)とActive(活動的)を組み合わせたもの。
ちなみに、車名の「EXIGA」は、Exciting(刺激的)とActive(活動的)を組み合わせたもの。

■エンジンは2種類

パワーユニットは、モデル別に2種類のフラット4が用意される。最もスポーティな「2.0GT」には、2リッターターボ(225ps/5600rpm、33.2kgm/4400rpm)を搭載。シフトダウン時に回転数を合わせるブリッパー付きの5段ATが組み合わされ、四輪を駆動する。走行シーンに合わせてボタン操作でエンジン特性を変えられる「SI-DRIVE」は、ターボモデルだけの装備だ。

それ以外の3モデル、すなわち、最もベーシックな「2.0i」、コンフォート系の「2.0i-L」、スポーティな外観をまとう「2.0i-S」には、2リッターNA(148ps/6000rpm、19.5kgm/3200rpm)が積まれる。こちらのトランスミッションは4段ATで、駆動方式は4WD以外にFFも選べる。

サスペンションは、ともにフロントがマクファーソンストラットで、リアはダブルウィッシュボーン式。多人数乗り用に新設計したボディ、二重のドアシールや新形状のウェザーストリップなどもあわせ、上級セダンに匹敵する快適で静かな乗り心地を実現した、とのことである。

(webCG 関)

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