新型「ランチア・デルタ」はテクノロジーと伝統の融合

2008.06.06 自動車ニュース

新型「ランチア・デルタ」の詳細が明らかに!テクノロジーと伝統の融合

新型「ランチア・デルタ」はテクノロジーと伝統の融合

伊フィアットは、2008年6月4日、新型「ランチア・デルタ」の詳細を発表した。


新型「ランチア・デルタ」はテクノロジーと伝統の融合の画像

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■待ってました2年間!

予告モデルである「デルタHPE」が公開されたのはブランド100周年を祝った2006年のヴェネツィア映画祭だった。したがって、ランチアファンにとっては2年越しの待望のニューモデルである。

ハッチバックボディのスタイリングは社内による。プラットフォームは基本的に「フィアット・ブラーヴォ」と同じだ。スリーサイズは2008年3月のジュネーブショー公開時に発表されたのと同じ全長4500mm×全幅1800mm×全高1500mmで、ホイールベースは2700mmである。

テールランプおよびフロントポジショニングランプにはLEDが大胆なデザインで配されている。「グランルーチェ」と名づけられた巨大なガラスルーフも、新デルタの重要なアイコンである。

いっぽうカラーバリエーションには、古いランチアに起源を遡り、現在「イプシロン」や「ムーザ」にも採用されているツートーンが用意される。メーカーによれば、塗装工程に単色より6時間も多く費やすものだという。

インテリアも最新の吸音テクノロジーを用いた天井が採用されたのと同時に、アルカンターラやポルトローナフラウといった、ランチアとゆかりの深いマテリアルが用いられている。
こうした最新テクノロジーと伝統の融合が、新型のひとつの見せ所だ。


新型「ランチア・デルタ」はテクノロジーと伝統の融合の画像

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■フィアットテクノロジーのショーウィンドウ

前輪を駆動するエンジンはすべてターボである。当初用意されるのは、ガソリン1.4リッターが120psと150psの2種類とディーゼル1.6リッター120psの計3種類だ。
より高性能なディーゼルの2リッター(165ps)と1.9リッターツインターボ(190ps)、およびガソリン直噴(200ps)は後日追加される。各エンジンとも最新の欧州排出ガス基準であるユーロ5に適合している。
トランスミッションはいずれも6段のマニュアル、シーケンシャル、そしてオートマチックが用意される。

さらにスペックを読み進むと、新世代電動パワーステアリング「アブソリュート・ハンドリング・システム」「リネアリゼーション・トルク・フィードバック&トルク・トランスファー・コントロール」と称するトルクコントロール機能、電子制御サスペンション、さらには縦列駐車を容易にするセミオートマチック・パーキングシステム、車線維持システム、と今日のフィアット・テクノロジーのショーウィンドウの様相を呈している。
モータースポーツシーンで暴れまくった初代「インテグラーレ」のスパルタンさとは、世紀の隔たりを感じさせる。


新型「ランチア・デルタ」の詳細が明らかに!テクノロジーと伝統の融合

■イメキャラは、あのお方?

新型デルタは、こうしたさまざまな装備による組み合わせで、1000種類以上のカスタマイズが可能とメーカーは謳う。

なお関係者によれば、イタリア国内価格は2万1000ユーロ台(約342万円)からといわれている。
その価格帯と市場から筆者が察するに、先代までのデルタが個人需要中心だったのに対し、新型は企業が幹部に貸与するカンパニーカーとしてのパーセンテージが増えるだろう。

イタリア国内主要都市の大型ディーラーでは、6月21日と22日の週末に登場キャンペーンが開始される予定だ。ただし欧州全体で本格的に販売開始されるのは、2008年中盤以降になりそうである。
ちなみにCMキャラクターは、リチャード・ギアが務めるというのが有力説だ。

(文=大矢アキオ Akio Lorenzo OYA/写真=Fiat Group Automobiles)

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