「フィット」にもハイブリッド、ホンダが中期計画を発表

2008.05.22 自動車ニュース
2007年の東京モーターショーに出展された「CR-Z」コンセプト。
「フィット」にもハイブリッド、ホンダが中期計画を発表

「フィット」にもハイブリッド、ホンダが中期計画を発表

ホンダは年央記者会見を開き、5ドア・5人乗りのハイブリッド専用車や「フィット・ハイブリッド」などを登場させると発表した。

記者会見を行うホンダの福井威夫社長。「新たなモノ作りの改革を進めるには、“日本の力”が必要」とし、生産体制を抜本的に見直す考えを示した。最大の狙いは、コスト競争力を高めることと思われる。
記者会見を行うホンダの福井威夫社長。「新たなモノ作りの改革を進めるには、“日本の力”が必要」とし、生産体制を抜本的に見直す考えを示した。最大の狙いは、コスト競争力を高めることと思われる。
2008年4月に稼働開始した熊本2輪工場。
2008年4月に稼働開始した熊本2輪工場。

■ハイブリッドカーを50万台販売

ホンダ技研工業は、2008年5月21日、都内で記者会見を開き、2008年4月からの3カ年計画について発表を行った。大きな柱として、将来的にグローバルな成長を続けることを掲げ、そのためにまずは日本を中心により高次元な開発・生産体制を構築、そこで完成した新たなノウハウを海外にも広めていくとする考えを示した。

具体策として、2輪事業の強化、2輪&4輪生産工場の補強、世界をリードする環境技術の構築を掲げる。国内3工場の新設および大幅改修をはじめ、世界各地にCO2排出が少なく、低コスト化を実現できる工場を新設していく。

環境技術については、新たなハイブリッド専用車を開発し、2009年はじめの発売を目指す。さらにスポーツタイプの新しいハイブリッドカーや最量産モデルの「フィット」にも新しいハイブリッドシステムを搭載し、ハイブリッド車のラインナップを強化していく考えを示した。

燃料電池のコンセプトカー「FCXクラリティ」。そのパッケージは新しいハイブリッドカーに受け継がれる。
燃料電池のコンセプトカー「FCXクラリティ」。そのパッケージは新しいハイブリッドカーに受け継がれる。
「CR-Z」コンセプトのようなスポーツタイプのハイブリッドモデルも登場する。
「CR-Z」コンセプトのようなスポーツタイプのハイブリッドモデルも登場する。

■フィットにハイブリッドモデルを設定

福井威夫社長は、「ハイブリッドカーをイメージ先行として捉えられがちな現在のステージから、本格的な普及に向けた新しいステージに移行する」とし、環境意識の高い人向けのクルマというイメージから、より身近で一般的な存在に変えていく意向。

搭載するハイブリッドシステムは、エンジンをメインとし、発進・加速時など必要な時にモーターでアシストをするパラレルハイブリッド式。荷室下に制御ユニットやバッテリーを配置する新しいプラットフォームを採用する。

第一弾として登場するのは、2009年始めに日、欧、米で発売予定の5ドア・5人乗りのハイブリッド専用車。同モデルは燃料電池車のコンセプトカー「FCXクラリティ」からそのコンセプトを受け継ぐ、広いキャビンを持つ乗用車になるという。販売は全世界で年間20万台程度を見込む。

さらに「CR-Z」をベースとするスポーツタイプのハイブリッドカーを新開発するほか、「フィット」にもハイブリッドモデルを追加設定。前述の5ドアモデルやシビックハイブリッドとあわせ、ハイブリッドカーの年間販売台数は、約50万台程度になる見込みという。

(webCG 曽宮)

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