【スペック】3.0ラグジュアリー:全長×全幅×全高=4970×1875×1460mm/ホイールベース=2910mm/車重=1750kg/駆動方式=FR/3.0リッターV6DOHC24バルブ(243ps/6800rpm、30.6kgm/4100rpm)/価格=650万円(テスト車=667万1300円/パーキングエイドパッケージ=9万7500円/ジャガースマートキーシステム=7万3800円)

ジャガーXFシリーズ【試乗速報】

新時代の幕開け 2008.04.25 試乗記 ジャガーXFシリーズ

「XF」は、ジャガーが満を持して送り込む新世代ミドサイズサルーンだ。Sタイプの単なる後継車ではないことは、運転席に乗り込めばすぐにわかる。

伝統のしがらみを断ち切った

「ジャガーXF」は、これまでの「Sタイプ」の後継車というだけでなく、新しい次元への跳躍を試みるジャガーの意欲作でもある。ジャガーと言えば、初代「XJ」サルーンや「Eタイプ」のイメージがあまりにも強く、なかなかそこから抜け出すのが難しいようにも見える。伝統=クラシック風なもの、というしがらみを断ち切るには英断も必要だろう。今度のXFには、4ドアクーペ的なスタイリングの中に、その決意を見ることができる。

搭載されるエンジンは3種。243psの3リッターV6、304psの4.2リッターV8、そしてスーパーチャージャーでチュ−ンした426psの4.2リッターV8と、ほぼこれまでのユニットを踏襲する。サスペンションも前ダブルウィッシュボ−ン/後マルチリンクと形式は以前と同じであるが、チューンはXF専用、強いて言えばXKに近い。価格の一例をあげると、「3.0ラグジュアリー」が650万円。「4.2プレミアム・ラグジャリー」が870万円。「SV8」が995万円。XJとラップさせることにより、どちらかが兄で片方は弟という上下関係ではなく、毛色の違う従兄弟同志の関係を造りだそうとしているようにも感じられる。 

最大の関心事であるボディは、ジャガーであることが一目で判る雰囲気を保ちながら、空力的で流麗なルーフラインを採る斬新な外観に一変。材質はXJのようにアルミではなくスチールであることもトピック。全長は5mを若干切るものの、幅は1875mmと広い。FRという伝統的レイアウトは、居住空間を脅かすことも事実。ゆえにそこも踏まえて室内幅もしっかり確保されているし、デザイン的にもスッキリと広さを強調する。その上で独自の高級感の演出もけっして忘れてはいない。

インテリアは、5色のカラーと3色のウッド素材から選べる。
インテリアは、5色のカラーと3色のウッド素材から選べる。
エンジンは、3リッターNA(243ps)のほか、4.2リッターNA(304ps)、4.2リッターSC(426ps)の全3タイプが用意される。
エンジンは、3リッターNA(243ps)のほか、4.2リッターNA(304ps)、4.2リッターSC(426ps)の全3タイプが用意される。
トランク容量は500リッター。リアシートの背もたれは格納可能。写真をクリックすると、後席を倒したさまが見られます。
トランク容量は500リッター。リアシートの背もたれは格納可能。写真をクリックすると、後席を倒したさまが見られます。

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