【スペック】全長×全幅×全高=4135×1765×1550mm/ホイールベース=2530mm/重量=1170kg/駆動方式=FF/1.5リッター直4DOHC16バルブ(114ps/6000rpm、15.3kgm/4000rpm)/価格=198万4500円(テスト車=243万750円)

日産ジューク 15RXアーバンセレクション(FF/CVT)【試乗記】

街中だけじゃもったいない 2012.01.24 試乗記 日産ジューク 15RXアーバンセレクション(FF/CVT)
……243万750円

オーテックジャパンが手がける「ジューク アーバンセレクション」。ローダウンサスを採用した、都市生活者向けモデルを試す。

日本で一番売れているSUV

ある国産SUVの試乗会でエンジニアに話をうかがっていたら、悲しそうな顔で嘆くのだ。
「小学生の息子がいるんですが、学校の授業で好きなクルマの絵を描けという課題で、私が開発に関わったこのモデルを選んでくれなかったんです……」息子さんが描いたのは、「日産ジューク」だったのだという。世界中で売れている端正なルックスの正統派より異端のフォルムを上に置いたのだ。父親としては、さぞや無念だったろう。

しかし、日本のSUVで今一番売れているのは、確かにジュークである。このクルマをSUVと言ってしまっていいのかも難しいところで、日産のホームページのカーラインナップでは「コンパクトカー」と「SUV」の2つのジャンルに登録されている。

ウケている理由は、もちろんこの大胆なデザインにあるのだろう。「デザインの日産」と言われて久しいが、時にこのメーカーはむちゃにも見える冒険をする。先代「マーチ」が登場した時も、当時はコンパクトカーの文法から逸脱した印象が強く、経営危機にあった日産の致命傷になるのではないかと案じた向きも多かった。それが、女性にも「カワイイ」と評され、ベストセラーカーになった。中村史郎率いる日産デザインチームには、異形すれすれの方向に未知のデザイン要素を見いだす嗅覚が発達しているようだ。

それを十分承知した上で言えば、正直なところ僕自身はジュークのフォルムにはなかなか慣れることができなかった。全盛期の朝青龍を思わせる下半身の盛り上がりが怖くもあったし、ほかのクルマとは明らかに違うバランスのせいで見ていると遠近感がおかしくなってしまう。

インテリアは、ベースモデルと同じ。「15RX」は本革巻きステアリングホイールやフルオートエアコンなどが装備され、スエード調トリコットのシート地が採用される。
インテリアは、ベースモデルと同じ。「15RX」は本革巻きステアリングホイールやフルオートエアコンなどが装備され、スエード調トリコットのシート地が採用される。
赤内装の場合、シートにも赤いアクセントが施される。
赤内装の場合、シートにも赤いアクセントが施される。
「アーバンセレクション」はフロントグリルがガンメタリック塗装となるほか、メタリックな光輝モールのバックドアフィニッシャーやエキゾーストフィニッシャーが装着される。
「アーバンセレクション」はフロントグリルがガンメタリック塗装となるほか、メタリックな光輝モールのバックドアフィニッシャーやエキゾーストフィニッシャーが装着される。

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