VWが「ラヴィーダ」と「ニューボーラ」を初公開【北京ショー08】

2008.04.24 自動車ニュース
ニューボーラ
【北京ショー08】VWが「ラヴィーダ」と「ニューボーラ」を初公開

【北京ショー08】VWが「ラヴィーダ」と「ニューボーラ」を初公開

フォルクスワーゲンは、北京モーターショーで、現地向けセダン「ラヴィーダ」と「ニューボーラ」を初公開した。

ラヴィーダ
ラヴィーダ
ラヴィーダ
ラヴィーダ

■ドイツ以外で作られた初のフォルクスワーゲン車

フォルクスワーゲンは、中国において「上海VW」と「一汽VW」というふたつの合弁企業を展開しているが、今回発表した「ラヴィーダ」と「ニューボーラ」は、それぞれの企業が現地生産するミドルクラスのセダンである。どちらも欧州向けジェッタとほぼ同じサイズのボディに、前輪駆動、4気筒ガソリンエンジン、6段ATを搭載するなど、ハードウェアに多くの共通点があり、中国市場向けに、エクステリア、インテリアともに独自のデザインを採用したという点でもその生い立ちはよく似ている。

このうちラヴィーダはデザインから開発までのすべてをドイツ以外のフォルクスワーゲンが担当した初めてのモデルとなった。一方、個々のデザインやコンセプトは、ニューボーラがどちらかといえば実用性を重視しているのに対し、ラヴィーダはライフスタイル重視と、明らかに違う路線を示す。

ラヴィーダ
ラヴィーダ
ニューボーラ
ニューボーラ

自動車需要が伸びる中国では、10〜20万元(日本円で150〜300万円)というのが新車のボリュームゾーンといわれている。実際に販売の上位を占めるのは一汽VWの「ジェッタ」(ベースはジェッタIII)や上海VWの「サンタナ」だが、もはやその古臭さは隠せず、強豪ひしめく市場で、需要拡大の原動力である個人消費を伸ばすのは難しくなっている。

そこで、ほどほどに新しいハードウェアを用いることでコストを抑えながら、中国人好みのデザインとすることでシェアを拡大しようというのがフォルクスワーゲンの戦略である。その最新モデルとして、ボリュームゾーンに投入されるラヴィーダとニューボーラ。上海VW、一汽VWの主力モデルとしてその責任を果たせるかどうかに、注目したい。

(文=生方聡)

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