【スペック】エルグランド・ライダーHPS(左):全長×全幅×全高=4880×1795×1900mm/ホイールベース=2950mm/駆動方式=FR/3.5リッターV6 DOHC24バルブ(250ps/6000rpm、36.5kgm/3200rpm)/価格=435万2250円(テスト車=515万5500円)

オーテックファクトリーカスタムカー試乗会【試乗記(後編)】

オーテックファクトリーカスタムカー試乗会(後編) 2008.04.11 試乗記 “ファクトリー・カスタム”を謳い文句に、母体である日産自動車では扱うことの難しい少数のスペシャルティ・ビークルを手がけるオーテックジャパン。日本のファミリーカーのボリュームゾーンはもはやミニバンという今の時代、カスタマイズのベースとしても、もはやこうしたモデルは外せない。

痛し痒し/エルグランド・ライダーHPS

エルグランド・ライダーHPS(ハイ・パフォーマンス・スペック)(FR/5AT)
……515万5500円

オーテックジャパンが送り出すライダーシリーズの中にあって、その最高峰に位置するモデル。専用のバンパー/グリルでますます迫力を増したマスクをはじめ、エクステリアのドレスアップに加え、パワートレインやボディ、サスペンションにまで手を加えた。自称“最強のライダー”を謳う1台である。

ゴージャスさを演じるためか、ちょっとルーズに張られたレザーのドライバーズシートに腰をおろし、エンジンに火を入れる。が、四角いツインのテールパイプから吐き出される排気音は、ノーマル仕様との差が感じられないほどに大人しい。むろん、過度の喧しさは論外としても、コンピューターチューンに加え、吸気ポートの研磨までをやっているという“専用エンジン”を聴覚で実感し難いのはちょっと寂しい……。

2WD仕様の場合、ATのシフトプログラム変更に加えてファイナルギアの7%ほどのローギアード化も実施。が、それが仇になってか、スタート時の動きがどうしても飛び出し気味になるのは惜しい。「こちらには手は加えていない」というブレーキが何故かちょっと“カックン”気味なのとともに、日常シーンでスムーズな走りが難しい点には困惑した。一方、2000〜3000rpm付近のトルク感はなるほど1ランク上。かくして、ちょっと“痛し痒し”と思えるのがこのモデルだ。

スプリング/ダンパーの強化に20mmのローダウン、と足まわりにも手が入れられているものの、微舵応答が乏しく路面とのコンタクト感も希薄というあたりは、ベース車である現行エルグランドの限界か。乗員数によって重量変化が大きいミニバンならば、もうひと踏ん張りして電子制御の可変メカの採用を検討してもらってもバチは当たらないはずだ。舵がスローなのも今ひとつ気分ではない。あと1割くらい速いギア比を使ってもらえると、ベース車との違いが一層明確になりそうなのだが。


オーテックファクトリーカスタムカー試乗会【試乗記(後編)】の画像

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【エルグランド・ライダーHPSのオプション装備】
バイキセノンヘッドランプ+アクティブAFS+カーウイングスナビゲーション(HDD方式)&ツインモニターシステム+バックビューモニター+サイドブラインドモニター=55万6500円/地上デジタルテレビ放送用チューナー=9万9750円/5.1chサラウンドカーシアターシステム=14万7000円
【エルグランド・ライダーHPSのオプション装備】
    バイキセノンヘッドランプ+アクティブAFS+カーウイングスナビゲーション(HDD方式)&ツインモニターシステム+バックビューモニター+サイドブラインドモニター=55万6500円/地上デジタルテレビ放送用チューナー=9万9750円/5.1chサラウンドカーシアターシステム=14万7000円

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