【スペック】全長×全幅×全高=4596×1770×1463mm/ホイールベース=2760mm/車重=1535kg(C180)〜1655kg(C350)/駆動方式=FR(欧州仕様車)

メルセデス・ベンツCクラス・エステート【海外試乗記】

全部入りの力作ワゴン 2008.04.04 試乗記 メルセデス・ベンツCクラス・エステート
メルセデス・ベンツCクラス「セダン」の登場から遅れること約8か月、2007年9月のフランクフルトショーで追加発売された「Cクラス エステート」。間もなく日本上陸となるスタイリッシュワゴンに『CG』八木亮祐が試乗した。
『NAVI』2008年1月号から転載。
後席はシングル・フォールディング式だが、ヒンジの位置を工夫しており、ほぼ平らになる。ちなみに背もたれには、ハイテンション・スチールが用いられ、衝突時にラゲッジが侵入するのを防ぐ。
メルセデス・ベンツ Cクラス ステーションワゴン(5AT&7AT/FR)【海外試乗記】

形状のシフト

メルセデスは「我々の核心はコンフォートとセーフティ」と譲らない。しかし新型Cでは可変ダンパーを持ち出して、BMW3を喰いかねないスポーティなシャシーを作ってきた。そのセダンのデビューから半年、加えて荷室の弱点まで潰したステーションワゴンが届いた。

旧型の反省・反動から、まるで振り子のように新型のコンセプトがまったく異なる方向へ振れることは、モデルチェンジの法則のひとつである。新型Cクラス・ステーションワゴンはある意味、この一例と言えるだろう。

旧型の特徴をおさらいしておくと、ワゴンとしての核心、つまり積載性に関わるテールエンドの形状が、質実剛健なドイツ車にあって珍しいほどデザイン重視になっていたことが挙げられる。かなりシャープに切り落とされた様は、実用一辺倒の“真四角モデル”に比べて見栄えが良いのはたしかだったが、とにかく限界まで積みたいという場合には、「あとチョット」の高さが不足することも想像できた。まあデザイン重視といっても、アルファ156スポーツワゴン(当時の同カテゴリー・モデル)のような“筋金入りの伊達男”あたりと比べれば、まったくもって高い実用性を持ってはいた訳だけれど。

そんなこともあって、ドイツ国内で開発テストを繰り返すCクラス・ステーションワゴンのスクープ写真が出始めたとき、真っ先に確認したのはリアエンド・デザインだった。カムフラージュの上から見ただけでも、荷室容量重視の形状にシフトしていることが見て取れ、「やっぱり」と思ったものだ。意地悪く言えば凡庸になったとも表現できるのだが、こうして実際に偽装テープをすべて取り去った新型を目の前にすれば、新型Cクラスに特徴的なエッジの立ったデザイン・テイストが、案外このワゴンボディに似合っているな、とも感じられる。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

Cクラス ステーションワゴンの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • メルセデスAMG C43 4MATICステーションワゴン(4WD/9AT)【試乗記】 2016.9.23 試乗記 直4ターボの「Cクラス」と、V8ツインターボを搭載する「AMG C63」の中間に位置づけられる「メルセデスAMG C43」。その「ステーションワゴン」に試乗してわかったのは、このモデルならではのバランスのよさだった。
  • アウディ、新型「S4/S4アバント」を日本導入 2016.10.25 自動車ニュース アウディが新型「S4/S4アバント」の日本導入を発表した。S4はDセグメントモデル「A4」の高性能バージョンであり、今回の新型では最高出力354ps、最大トルク51.0kgmの3リッターV6ターボエンジンが搭載されている。
  • アウディS4(8AT/4WD)【試乗記】 2016.11.25 試乗記 アウディA4」の高性能バージョンである「S4」が登場。最高出力354ps、0-100km/h加速4.7秒をマークする、最新スポーツセダンの実力とは? 艶(あで)やかなミサノレッドに身を包んだプレミアムな一台に試乗した。
  • 新型「メルセデス・ベンツEクラス ステーションワゴン」発表会の会場から 2016.11.29 画像・写真 メルセデス・ベンツ日本は新型「Eクラス ステーションワゴン」を発表した。また、クリスマスイベントとして「Mercedes-Benz Connection NEXTDOOR Star Garden」をオープンする。発表会の様子を画像で紹介する。
  • メルセデス・ベンツGLC350e 4MATICスポーツ(4WD/7AT)【試乗記】 2016.11.23 試乗記 「メルセデス・ベンツGLC」シリーズに加わったプラグインハイブリッド車の「GLC350e 4MATICスポーツ」に試乗。EV走行が身近に味わえ、しかもアクセルを踏めば迫力の加速を披露する緩急自在の“パワーハイブリッド”の実力やいかに?
ホームへ戻る