【スペック】 全長×全幅×全高=4240×1775×1655mm/ホイールベース=2575mm/車重=1490kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブ・ターボインタークーラー付き(140ps/5600rpm、22.4kgm/1500-4000rpm)/価格=309.0万円(テスト車=同じ)

フォルクスワーゲン・クロスゴルフ(FF/6AT)【ブリーフテスト】

フォルクスワーゲン・クロスゴルフ(FF/6AT) 2008.04.03 試乗記 ……309.0万円
総合評価……★★★★

「クロスポロ」に続くクロスシリーズの第2弾となる「クロスゴルフ」が500台の限定で発売された。1.4リッターTSI+DSG搭載のクロスオーバーモデルに試乗した。

フォルクスワーゲン・クロスゴルフ(FF/2ペダル6MT)【ブリーフテスト】

いわば、「ゴルフプラス」“プラス”

「ゴルフGT TSI」に始まり、「ゴルフトゥーラン」「ゴルフヴァリアント」「ジェッタ」そしてゴルフのベーシックモデルと、エンジンの“TSI化”が進むフォルクスワーゲンのゴルフシリーズ。でも、何か忘れちゃいませんか? そう、ゴルフの“ハイトワゴン”として登場した「ゴルフプラス」である。

ゴルフよりも上質なインテリアに、使いやすいリアシートやラゲッジスペースなど、その内容はゴルフ以上に魅力的なのだが、ゴルフほどの認知度はないし、7人乗りのトゥーランのように機能でアピールできるわけでもなく、日本ではいまひとつ人気が盛り上がらなかった。そのため、TSIエンジン搭載モデルの導入は見送られ、いまの在庫がなくなったところで販売終了。その代わりといってはなんだが、ゴルフプラスをベースに、SUV風のエクステリアをまとい、TSIエンジンを搭載した「クロスゴルフ」が限定500台で販売されることになったのだ。

クロスシリーズ第1弾の「クロスポロ」同様、FFのまま仕立て上げた、見た目重視のSUV……。そのあまりに安易なコンセプトに、最初はまったく興味が湧かなかった私だが、実際に乗ってみるとこのクロスゴルフ、意外に憎めないキャラクターの持ち主だった。ゴルフプラスの優れたパッケージングをそのまま受け継ぎ、ゴルフプラスに欠けていた個性的なデザインを割と少ないエクストラで手に入れられるのがいい。ゴルフプラス“プラス”くらいの感覚で、手軽にそのスタイルを楽しむなら悪くないと思うし、もう少し本格的なSUVを望むなら、この秋にも導入が見込まれる「ティグアン」を待てばいい話。いずれにせよ、ゴルフプラスの穴を埋めるモデルとしては、なかなかの適任に思えるクロスゴルフである。

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

ゴルフの他の画像を見るためには、写真一覧をご覧ください。

関連記事
  • フォルクスワーゲン・ゴルフGTI(FF/6MT)【試乗記】 2016.1.19 試乗記 220psのエンジンを搭載する「フォルクスワーゲン・ゴルフ」のスポーツグレード「GTI」に、3ペダルの6段MT仕様が登場。そこに優秀なデュアルクラッチ式AT仕様を避けてまで選ぶほどの“操る喜び”はあるか。箱根のワインディングロードで確かめた。
  • フォルクスワーゲン・ザ・ビートルRライン(FF/7AT)【試乗記】 2017.2.14 試乗記 「フォルクスワーゲン・ザ・ビートル」のラインナップに、優れた走行性能と環境性能の両立を掲げる1.4リッターモデル「ザ・ビートルRライン」が登場。その走りの印象や乗り心地、燃費の計測結果を報告する。
  • フォルクスワーゲン・ティグアン TSI Rライン(FF/6AT)【試乗記】 2017.2.11 試乗記 8年ぶりにフルモデルチェンジしたフォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」に試乗。現段階では、1.4リッターのTSIエンジンに前輪駆動のみの品ぞろえ。インフォテインメントシステムの強化も見どころのひとつだ。
  • アバルト124スパイダー(FR/6AT)【レビュー】 2017.2.13 試乗記 コアなファンから熱狂的な支持を得ている「アバルト124スパイダー」。でも輸入元は、MTモデルばかりが注目されることに少々悩んでいるらしい。今回は、不遇をかこつ(?)ATモデルに試乗。スポーツカーとしての出来栄えを確かめた。
  • マツダ・ロードスターRF RS(FR/6MT)【試乗記】 2017.2.2 試乗記 電動式のリトラクタブルハードトップと、専用デザインのリアセクションを持つ「マツダ・ロードスターRF」のスポーティーグレード「RS」に試乗。ソフトトップモデルとは一味違う、走りの魅力をリポートする。
ホームへ戻る