暫定税率期限切れ! 街のガソリンスタンドでは……?

2008.04.01 自動車ニュース

暫定税率期限切れ! 街のガソリンスタンドでは……?

2008年4月1日を迎え、3月31日までガソリン価格に課税されていた暫定税率はなくなった。街のスタンドでは暫定税率課税済みの在庫を売り切る前に価格を下げ始めたところも……。
実際にお店に足を運び、話を伺った。

■商売が成り立つのか分からない

東北自動車道と並行して走る幹線道路、国道122号沿いにある出光では、4月1日の10時過ぎからレギュラーガソリンの価格を1リッター147円から128円に下げた。

スタンド店員は「在庫分を売り切るまで価格を下げるつもりじゃなかったんです。でも、他店が一気に価格を下げたので追従せざるを得ませんでした。正直なところ、(ライバル店は)なんでこんな価格で商売が成り立つのか分からない。当店もそうですが、赤字覚悟なのでしょう」と浮かない顔で話す。しかし、値下げした途端に閑古鳥だった客足が一気に増えたという。

■急遽会議で決めました

埼玉県鳩ヶ谷市にあるエネオスも、レギュラーガソリンの価格をリッターあたり22円値下げして、1リッター128円とした。

「当店も昨日までは在庫分がなくなり次第、価格を下げる方針でした。しかし、3月31日の夕方の会議で急遽値下げすることにしたんです。値下げしてからは、ほとんどのお客様が満タン給油していかれます」と店員の弁。3月31日から4月1日に日付が変更されると同時に値段を下げたところ、夜中にも関わらず店には長蛇の列ができたという。

■200万円〜300万円の赤字

暫定税率の失効に伴い、ガソリン税は1リッター25.1円下がった。しかし原油価格の上昇により、4月からガソリン卸価格は3月比で各社1リッター2円〜5円前後上昇。そのため、暫定税率分の値下げをしても販売店ごとに値段にばらつきが生じている。

4月1日現在、中継基地である油槽所やスタンドの在庫分のガソリンは、4月1日以前に製油所から出荷されたものなので暫定税率分は課税済みである。そのため、4月1日付で値下げを始めた店はまだ少数。しかし、東京近郊では、値段を下げたスタンドを探すのはさほど困難ではなく、幹線道路を走っていれば、これまでの相場価格より20円ほど安い店がちらほらと見受けられた。

すでに値下げをした店舗の多くは1リッター125円〜135円ほど。なかには1リッター117円という店舗もあった。

値下げはユーザーにはありがたい話だが、小売店の赤字は結構な額。このペースでいくと、上記の2店舗では1週間あたりの損失が200万円〜300万円にもなるという。暫定税率課税分の在庫が残る現段階では、値段を下げずに販売すれば客足は遠のき、値引きすれば赤字が出る。どちらにせよ、街の小売店にとっては厳しい状況が続く。

(NAVI ヤマダ)


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