【スペック】全長×全幅×全高=4370×1750×1410mm/ホイールベース=2660mm/車重=1530kg/駆動方式=FR/3リッター直6DOHC24バルブ・ターボチャージャー(306ps/5800rpm、40.8kgm/1300-5000rpm)/価格=538万円(テスト車=587万5000円)

BMW135iクーペ M-Sport(FR/6MT)【試乗記】

四角いオオカミ 2008.03.17 試乗記 BMW135iクーペ M-Sport(FR/6MT)
……587万5000円

BMWの末弟「1シリーズ」に、トランク付きの2ドアクーペが追加設定された。306psの心臓で“ハイスペック一本槍”な新型の乗り味とは……?
『webCG』のコンドーと関が、試してみた。

伝統の「 凸 」

コンドー(以下「コ」):おぉー。写真より現物のほうが遥かにカッコええな! BMW1シリーズのクーペ、ひさびさにグッときた。 
関(以下「せ」):っていうか、いまどきこんな“凸型”のクルマって、ほかに無いですよ。いかにも「3BOXカー」って感じ。
コ:ワンボックスとかツーボックスとか、それこそ死語やがな。こどもにクルマの画を描かせたら全部ハッチバックになってまう今では、ホンマに新鮮なシルエットやな。
せ:実際、元になるデザインイメージは古くて、1968年にデビューした「BMW2002」からインスピレーションを得たそうです。
コ:通称「マルニ」。なかでも、ハイパフォーマンスモデルの「2002ターボ」は“羊の皮を被った狼”なんて言われてた。この「イチサンゴ」もターボ付きやし、まさにそのリバイバル版てとこか。
せ:でも、顔は、まんま1シリーズ。どうせなら、2002みたいな二つ目にすればよかったのに。

コ:ほな、それはカスタマイズの楽しみにでもしとき! にしても、小っさいなぁ。
せ:全長×全幅×全高は、4370×1750×1410mm。往年の「2002」(4230×1590×1410mm)に較べたら、ずいぶんデッカいですけどね。
コ:現行「3シリーズ」より20cm以上短いし、全然似てへん。兄貴分の335iクーペは同じエンジンやけど、どっちにするか、あんまり迷わへんやろな。
せ:デザイン的には、むしろ5シリーズと似てるかも。好き嫌いが分かれるって点でも。

コ:個性的で、シュッとしてるやん。よく見るとキャビンはずいぶん後ろ寄りになってんなぁ。
せ:このクルマでも、ビーエムは前後重量配分=50:50にこだわってるんですよ。鼻先には、大きな直6ターボエンジンが納まってますし。日本市場はモノグレードだけど、海外でも、ほかにNAの直6とディーゼルしかありません。

コ:四隅の踏ん張り感が頼もしい。白の凝縮感が美しい。事情が許せばすぐ欲しい!
せ:……でも、538万円ですからね。それだけあれば、ほかに選択肢あるでしょう? 2ドアクーペなんだし、もっと流麗なカッコいいやつが。
コ:新型の「アウディA5」て言いたいんやろ? でも、ムコウは690万円からやし、ATだけしかあらへんし……
せ:MTで乗れるスタイリッシュな2ドアクーペなら、日本にもあるじゃないですかっ!
コ:え?


BMW135iクーペ M-Sport(FR/6MT)【試乗記】の画像
「BMW2002ターボ」(1973年)。2リッター直4ターボエンジンは170ps、24.5kgmを発生。最高速は211km/hで、0-100km/h加速は7.0秒だった。(写真=BMW)
「BMW2002ターボ」(1973年)。2リッター直4ターボエンジンは170ps、24.5kgmを発生。最高速は211km/hで、0-100km/h加速は7.0秒だった。(写真=BMW)
ボンネットに収まるのは、1クラス上の335iと同じ心臓だ。
ボンネットに収まるのは、1クラス上の335iと同じ心臓だ。
【試乗車のオプション装備】
アクティブステアリング=19万3000円/インテリアトリム(ウォールナットライトウッドトリム)=1万6000円/電動ガラスサンルーフ=14万円/ヘッドライトウォッシャー=3万8000円/パークディスタンスコントロール(フロント&リア)=10万8000円
【試乗車のオプション装備】
アクティブステアリング=19万3000円/インテリアトリム(ウォールナットライトウッドトリム)=1万6000円/電動ガラスサンルーフ=14万円/ヘッドライトウォッシャー=3万8000円/パークディスタンスコントロール(フロント&リア)=10万8000円

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