SUPER AGURI、厳しい状況のなか今年もF1へ

2008.03.11 自動車ニュース

SUPER AGURI、厳しい状況のなか今年もF1へ

2008シーズンのF1開幕戦オーストラリアGPを間近に控えた2008年3月10日、ホンダF1とSUPER AGURIがF1参戦に向け、記者会見を行った。

苦しいSUPER AGURI、着々と進化するホンダレーシング

記者会見で最大の注目を集めたのは、SUPER AGURIの動向だ。資金不足によりシーズンオフにほとんどテストを行えず、2008シーズンの参戦が危ぶまれていたなか行われた今回の記者会見。代表の鈴木亜久里代表は、「ながらくこういう場で話をする機会がなくて……。シーズンオフに2008年を戦うための準備で色々動いてきましたが、ようやく皆様の前でお話することができるようになりました」と、2008シーズンの開幕戦、メルボルンのスタートラインに並ぶことをはじめて正式に発表した。

発表によると、SUPER AGURIはイギリスのマグマ・グループを新たにパートナーに迎え、エンジンはホンダから供給を受けるとのこと。マグマ・グループは、かつてマツダの取締役を務め、後に欧州フォードの社長に就任したマーティン・リーチ氏をはじめ、数々の自動車エキスパートがボードメンバーに在籍する自動車系の投資・コンサルティング会社だ。SUPER AGURIは、マグマ・グループから、いわゆる純粋なスポンサードというかたちではなく、株式を含むパートナー契約を結ぶ方向で、基本合意に達しているという。

契約内容によっては、日の丸チームとして発足したSUPER AGURIチームは、大きな進路変更を迫られるかもしれない。それについて質問が寄せられると「SUPER AGURI F1チームとして参戦しますし、基本コンセプトは変わらないと思います」と亜久里代表。詳細については、「決まり次第、追って発表します」ということ。チームの今後の動きを見守りたい。

ドライバーの佐藤琢磨は、「シーズンオフにほとんどがテストができていないので厳しい状況になるのは必至ですが、常に上を見て、チームが成長していくことを願っています」と前向きな姿勢を見せた。アンソニー・デビッドソンは「3日しかテストしていないので期待は低いけれど、モチベーションは高い」と意欲を語った。

なお、ホンダレーシングF1チームの参戦体制は既報のとおり。2008シーズンはエアロダイナミクスの向上にポイントをおき、進化させるとのこと。「ヘレスで行った単独テストでは、方向性が間違っていないことが確認できた」(ホンダF1 中本修平マネージングディレクター)と、チームの状況についての進捗が発表された。

(webCG 曽宮)


SUPER AGURI、厳しい状況のなか今年もF1への画像
SUPER AGURI F1チームの鈴木亜久里代表。
SUPER AGURI F1チームの鈴木亜久里代表。
SUPER AGURI F1チームのドライバー、佐藤琢磨(右)とアンソニー・デビッドソン(左)。
SUPER AGURI F1チームのドライバー、佐藤琢磨(右)とアンソニー・デビッドソン(左)。
ホンダレーシングF1チームの08マシン。昨年同様、地球環境保護の意識を高めるアースカラーのマシンで出走する。
ホンダレーシングF1チームの08マシン。昨年同様、地球環境保護の意識を高めるアースカラーのマシンで出走する。

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