第30回:子供心を忘れない男たちへ!
今も心の奥底で乗ってみたい「あの車」

2008.03.01 エッセイ

第30回:子供心を忘れない男たちへ!今も心の奥底で乗ってみたい「あの車」

1972年の筆者。イージーライダー風のサドル先端飾りにも注目。
第30回:子供心を忘れない男たちへ! 今も心の奥底で乗ってみたい「あの車」

3輪車とローラースルー

元GMの名デザインディレクター、チャック・ジョーダン(80歳)は子供時代、12段変速のトラックを祖父の農園で運転していたという。
それに較べると、筆者(41歳)は一般人である。最初の乗り物は多くの子供同様、フロントドライブの1WD車だった。つまり「3輪車」である。ただし個人的な自慢は、一般的な3輪車と違って、後方に荷台が付いていたことだった。さながら「隣の3輪車が小さく見えます」といったところで、子供たちの間でスターになれた。

しかし小学校に進学すると、もはや3輪車に乗るのは小っ恥ずかしくなってしまった。
さらに数年後、他の子たちが「ローラースルーGOGO」を乗りまわすようになった。当時ホンダの関連会社から発売されていた、凝ったメカニズムをもつキックスクーターである。おかげで、「ビックアップ3輪オーナー」というステイタスは一気に過去のものとなってしまった。
さらにボクは「ローラースルーGOGO」を買ってもらえなかった。悲しい子供時代の思い出だ。

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大矢 アキオ

大矢 アキオ

コラムニスト。国立音楽大学ヴァイオリン専攻卒にして、二玄社『SUPER CG』元編集記者、そしてイタリア在住20年という脈絡なき人生を歩んできたものの、それだけにあちこちに顔が広い。今日、日本を代表するイタリア文化コメンテーター。10年以上にわたるNHK『ラジオ深夜便』リポーター、FM横浜『ザ・モーターウィークリー』季節ゲストをはじめラジオでも活躍中。『Hotするイタリア』『イタリア発シアワセの秘密 ― 笑って! 愛して! トスカーナの平日』(ともに二玄社)、『カンティーナを巡る冒険旅行』『ザ・スピリット・オブ・ランボルギーニ』(ともに光人社)、電子書籍『イタリア式クルマ生活術』(NRMパブリッシング)など数々の著書・訳書あり。