新型メルセデスSLのAMG版がデビュー

2008.02.12 自動車ニュース

新型メルセデスSLのAMG版がデビュー

独メルセデス・ベンツは、SLクラスのモデルチェンジにあわせて、AMGモデルにも大幅な変更を実施。注目は新開発の7段ATを搭載することだ。

■SL63AMGに新開発のトランスミッションを搭載

新しいラインナップは、SL65 AMGとSL63 AMGのふたつで、前者は従来どおり6リッターV12ツインターボ(612ps)を採用するのに対して、後者はAMGが独自開発した6.2リッターV8エンジンを搭載する。525psの最高出力は、S63 AMGやCL63 AMGと肩を並べ、プレミアムスポーツにふさわしい内容だ。

注目はSL63 AMGに搭載されるトランスミッション。S63 AMGやCL63 AMGが7段ATの「AMGスピードシフト」を採用するのに対し、SL63 AMGには「AMGスピードシフトMCT」と名づけられた新開発の7段ATが与えられるのだ。従来のATとの違いは、エンジンの動力をギアセットに伝えるトルクコンバーターの代わりに、湿式多板クラッチを用いることで、マニュアルトランスミッションのようなダイレクトさやスピーディなシフト操作を実現するという。MCTは「Multi-Clutch Technology」の略で、メルセデスAMG社とダイムラー社が共同で開発したもの。

AMGスピードシフトMCTには、「C:コンフォート」「S:スポーツ」「S+:スポーツプラス」「M:マニュアル」の4つのシフトプログラムが用意される。このうち、Cはスムーズさ重視、S+がシフトスピード重視、Sがその中間という性格を持つ。Mはシフトレバーやパドルを使ってドライバーが自在にギアを選べることに加え、シフト時間がCモードの約半分の0.1秒と、スポーツドライビングに打って付けのモード。S、S+、Mではシフトダウン時にエンジン回転を合わせるブリッピング機能が働く。また、発進時に最大の加速が得られる「レーススタート」機能を搭載する。なお、SL65 AMGのほうには、従来同様、5段のAMGスピードシフトが採用される。

そのほかの機能として、ESPの介入タイミングが選択できる「3モードESP」や、オープン走行時に乗員の首周辺を暖める「エアスカーフ」が搭載される。アクティブボディコントロールをAMGモデル向けにチューンした「AMGサスペンション」や専用強化ブレーキシステム、前:255/35R19、後:285/30R19を組み合わせた新デザインのAMGアルミホイールなどは標準で装着される。

この新型SL63 AMGとSL65 AMG、ヨーロッパではすでに受注が始まっており、2008年4月からデリバリーが開始される予定。日本へは年内の導入が見込めそうだ。AMGスピードシフトMCTの実力を日本の路上で試せる日が今から待ち遠しい。

(文=生方聡)


新型メルセデスSLのAMG版がデビューの画像
写真右がSL65 AMG、左がSL63 AMG。エクステリアデザインは共通。
写真右がSL65 AMG、左がSL63 AMG。エクステリアデザインは共通。

新型メルセデスSLのAMG版がデビューの画像

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