ミハエル・シューマッハーが仏コメディ映画に主演!?

2008.02.11 自動車ニュース
パリの街頭ポスターのなかではにかむ、ミハエル・シューマッハーとジャン・トッド。
ミハエル・シューマッハーが仏コメディ映画に主演!?

ミハエル・シューマッハーが仏コメディ映画に主演!?

フェラーリF1チームに黄金期をもたらしたレーシングドライバー、ミハエル・シューマッハーと、現在本社の最高経営責任者(CEO)をつとめるジャン・トッドが、フランス映画史上最高の製作費をかけたコメディ映画に出演。
2008年1月30日にフランスで公開された。

気になるその内容とは……? 

こちらが、話題の映画『Asterix aux Jeux d'Olympiques』。
こちらが、話題の映画『Asterix aux Jeux d'Olympiques』。
映画のなかでは、名画『ベン・ハー』さながらの戦車戦が繰り広げられる。
映画のなかでは、名画『ベン・ハー』さながらの戦車戦が繰り広げられる。

■映画のなかでも“跳ね馬乗り”

2006年に現役を退いた大スター、シューマッハーが出演するのは、古代ローマ軍に対抗したガリア人を描いた作品。フランスの人気コミック「アステリックス」の、実写版映画シリーズ3作目に当たる『Asterix aux Jeux d'Olympiques』(オリンピックのアステリックス/フレデリック・ホレスティエ&トーマス・ラングマン監督)だ。
製作費7500万ユーロ(約120億円)以上を投じたこの大作で、シューマッハーはローマの戦車を駆るレースの旗手=レーサー役として、トッドはそのチームマネージャー役として特別出演する。

コミックが原作になっているだけに物語は至って単純明快だ。ガリア人青年と、ガリアを征服しようと企むセザールの息子が、美しいプリンセスとの結婚を賭けてオリンピックで競うというもの。見せ場となる競技場は3か月もかけてスペインに建設。戦車を走らせる馬は60頭用意され、7週間かけてレースシーンの撮影が行われたという。
この場面は、映画の後半、クライマックスに登場する。真っ赤に塗られたシューマッハーの戦車はF1マシンのノーズがモチーフになっており、チームスタッフもフェラーリのカラーをまとっている。

トッドは地面の砂をつかんで、「砂が湿っていて、重いかもしれない」とシュミに路面状況を耳打ちしたりするのだから、F1ファンなら思わずニヤリしてしまうハズだ。ちなみに、シューマッハーの役名は、主人公の「アステリックス」にならって「シュミックス」と命名された。

横一列に4台の戦車が並んだ後、フラッグが振り落とされた。予想通り(?)好スタートを切った“シュミックス”は、他を突き放してオーバルコースを快走する。途中、突然ピットインすると、競馬らしいピット作業が繰り広げられて大いに笑える。
特撮も多々使われているが、名作『ベン・ハー』(1959年/主演:チャールストン・ヘストン)をパロディにしたような、しかし迫力あるシーンが展開されるのだ。

■有名人がぞくぞく出演

シューマッハーとトッドの出演料は、創設メンバーにもなっているICM(脳・延髄障害研究所)に寄付されるとのことだ。他にサッカー元フランス代表のジネディーヌ・ジダンやテニスプレーヤーのアメリー・モレスモ、バスケットボール選手などのスターもカメオ出演している。シーザーにはフランスを代表する名優アラン・ドロン、「アステリックス」の親友として欠かせない「オベリックス」にはジェラール・ドパルデューなど豪華な顔ぶれだ。

世界40か国以上での上映が決まっているが、映画会社によると、意外にも日本の配給会社とは、2008年1月末の段階で未だ正式な契約には至っていないとのことだ。 F1ファンなら気になる作品、鑑賞できるまでもう少し待つ必要がありそうだ。

(文=野口友莉/YUYU、写真=野口友莉/YUYU、PATHE DISTRIBUTION)

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