第5回:スバル編【どうなるクルマの未来】

2008.02.01 自動車ニュース

【どうなるクルマの未来】第5回:スバル編

【どうなるクルマの未来】第5回:スバル編

巨額の費用を投じて開発が続けられる自動車たち。では、「ちょっとした未来、たとえば、2010年にはどこまで進化してますか?」国内各メーカーに、webCG編集部が取材を試みた。

2008年1月に海外市場向け“ボクサーディーゼル”のプレス試乗会を開催するなど、水平対向エンジンの展開に積極的な姿勢を見せるスバル。そのほかにも未来の「ネタ」を披露してくれました!

(※商品企画に関わることなので具体的には答えられないという前提のもと、できる範囲内でお答えいただいた内容です。ご了承ください)

2007年に発表された世界初となる水平対向ディーゼルエンジン
2007年に発表された世界初となる水平対向ディーゼルエンジン

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■さらに進化するボクサーエンジン

1.小型車に最適な性能と環境性能に優れた次世代水平対向エンジンを開発します。

スバルでは、左右対称・低重心なパワートレイン・レイアウトを実現する「シンメトリカルAWD」を乗用車各モデルに採用していますが、その主要構成部品であるエンジンには、低重心化とスムーズなエンジンフィールをもたらす水平対向エンジンを搭載しています。同社では、自動車を取り巻く状況がさらに厳しくなり、環境との調和が求められていくなか、それら時代のニーズを満たしながらスバルならではの操る楽しさを実現した、新世代水平対向エンジンを登場させる予定です。


2.水平対向エンジンと組み合わせる、燃費と快適性を大幅に進化させた新しいCVTを搭載します。

水平対向エンジンはその独特なエンジンレイアウトゆえ、組み合わされるトランスミッションも、それに見合った形状のものが求められるなどのマッチング性を要求します。スバルはこれまでに水平対向エンジンに合わせた6段MTや5段ATを投入し、多段化に対するニーズに応えてきました。今後、水平対向エンジン用として初となる、燃費性能に優れる無段階変速機CVTを設定し、燃費と快適性の向上を図っていきます。

第40回東京モーターショーで発表された電気自動車「G4e CONCEPT」。リチウムイオンバッテリーを搭載し、実用十分な航続距離の確保が目指された。
第40回東京モーターショーで発表された電気自動車「G4e CONCEPT」。リチウムイオンバッテリーを搭載し、実用十分な航続距離の確保が目指された。
「ADA」には、2個のステレオカメラにより歩行者やクルマを検知する、先進の予防安全技術が盛り込まれている。
「ADA」には、2個のステレオカメラにより歩行者やクルマを検知する、先進の予防安全技術が盛り込まれている。

3.200万円に限りなく近い電気自動車(EV)を販売します

スバルは、軽自動車のR1をベースとする電気自動車「R1e」を開発し、これまで東京電力と共同で実証実験を行ってきました。R1eは、1充電あたり約80kmの航続距離と100km/hの最高速を実現。家庭用100V充電器で8時間ほどで充電できます。現在、さらなる性能アップを目指しながら、価格も200万円に限りなく近い価格とした電気自動車の開発を進めております。電気自動車は、ガソリンの10分の1と言われる電気代の安さから、従来の概念を覆す市場ポテンシャルが期待できます。


4.「事故を起こさないクルマ」の開発に取り組んでいきます。

スバルでは、先進運転支援システム「次世代ADA」(アクティブ・ドライビング・アシスト)を開発し、レガシィから搭載していきます。次世代ADAは、車両前方に装備したステレオカメラで進行方向の道路状況や歩行者、自転車の存在などを映像で検知し、15km/h以下の極低速かつ2m以下の近距離での追突事故にも対応。必要に応じてドライバーに警報音で注意を促すなどして、危険回避操作をアシストします。全車速でのクルーズコントロール(追従)機能や、車線逸脱警報、ふらつき警報などを備えています。今後さらなる機能拡充や普及に向けた取り組みを行い、「事故を起こさないクルマ」の実現を目指していきます。

(富士重工業 広報部)

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