「GT-R」でタイトル総ナメ!? 〜2008年日産モータースポーツ体制発表会から

2008.01.31 自動車ニュース

「GT-R」でタイトル総ナメ!? 〜2008年日産モータースポーツ体制発表会から

日産自動車とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)は2008年1月31日、2008年シーズンの「モータースポーツ活動体制発表会」を開いた。

■新たな「GT-R伝説」をつくる

2008年、日産がメインに取り組むモータースポーツカテゴリは、昨年に同じく「SUPER GT」。2004年から使ってきた「Z」に代えて新型「GT-R」で参戦するのが、最大のトピックだ。
「NISMO(XANAVI NISMO GT-R/本山哲、ブノワ・トレルイエ)」以下、総勢4チーム5台体制で、ここ2年遠ざかっているタイトル奪還を目指す。

日産系チーム全体を指揮するのは、昨シーズン同様、柿元邦彦総監督だ。
各チームのメンバーを順に紹介しつつ、新しいマシンにも言及。「空力、重心の低下、シャシー剛性向上など、開発に力を注いできました」「昨年のZは“直線番長”といわれたが、新しいGT-Rは、コーナリングマシンです!」と胸を張った。レギュレーションの変更でどのクルマも最高速が落ちる今シーズン、それが強みとなることを示唆してのコメントだ。
さらに、「既にマレーシアで行った合同テストを見るに、GT-Rが他車よりも一歩抜きん出ていると思われた」と自信を覗かせた。

また、日産のグローバルモータースポーツプログラムダイレクターをつとめる眞田裕一氏は、「R32、33、34と、11年で6回もチャンピオンになったGT-Rの復活だから、期待を感じる」としながら、「このR35で勝って、新たな伝説を作ります」。さらに、「トヨタ、ホンダと真の戦いを繰り広げることで、日本のモータースポーツを活性化させたい」と語気を強めた。

開幕の火蓋が切られるのは、3月14〜16日の第1戦「鈴鹿」。「チームとドライバーの両タイトルはもちろん、デビューウィンもGT-Rの使命だ」という柿元総監督の言葉どおりになるか、注目したいところだ。

■プライベーターの支援も

ワークス体制をとるSUPER GT(GT500)のほか、日産はプライベーターの支援にも取り組む。
ワンメイクの「マーチカップレース」やレーシングスクールを開催し、「SUPER GT GT300クラス」や「スーパー耐久シリーズ ST-1/ST-3」に参加する「Z」をサポート。また、若手ドライバー育成を目的とする「フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン」に協賛し、エンジンのメンテナンス業務をNISMOが担当する。

海外では、2006年から「ティーダ」で参戦を続ける中国国内の最高峰レース「中国サーキット選手権」(China Circuit Championship)を支援。南アフリカの「オフロード選手権」(日産ナバラ)や「プロダクションカー選手権」(フェアレディZ)にも出場するとのことだ。

(webCG 関)

「XANAVI NISMO GT-R」と、日産のレーシングドライバーたち。
「XANAVI NISMO GT-R」と、日産のレーシングドライバーたち。
タイトル奪還への意欲を熱く語る、柿元邦彦総監督。
タイトル奪還への意欲を熱く語る、柿元邦彦総監督。
挨拶に立つ「NISMO」のメンバー。(左から)TEAM IMPULより転籍したブノワ・トレルイエ、さらに本山哲、飯嶋嘉隆監督、ミハエル・クルム、柳田真孝。 ほか日産系エントラントは、「HASEMI MOTOR SPORT(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)」「TEAM IMPUL(松田次生/セバスチャン・フィリップ)」「KONDO RACING(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)」。
挨拶に立つ「NISMO」のメンバー。(左から)TEAM IMPULより転籍したブノワ・トレルイエ、さらに本山哲、飯嶋嘉隆監督、ミハエル・クルム、柳田真孝。
ほか日産系エントラントは、「HASEMI MOTOR SPORT(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)」「TEAM IMPUL(松田次生/セバスチャン・フィリップ)」「KONDO RACING(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)」。
会場には、XANAVIカラーとカーボン素地むき出しの2台のGT-Rが飾られた。
【R35 NISSAN GT-R GT500のスペック】
全長×全幅=4800×2000mm、ホイールベース=2720mm、車重=1100kg、最高出力=500ps以上、最大トルク=52kgm以上、駆動方式=FR、前後タイヤサイズ=330/40R18、330/45R17
会場には、XANAVIカラーとカーボン素地むき出しの2台のGT-Rが飾られた。
【R35 NISSAN GT-R GT500のスペック】
全長×全幅=4800×2000mm、ホイールベース=2720mm、車重=1100kg、最高出力=500ps以上、最大トルク=52kgm以上、駆動方式=FR、前後タイヤサイズ=330/40R18、330/45R17
関連記事
  • 日産GT-Rトラックエディション engineered by nismo(4WD/6AT)【試乗記】 2016.12.27 試乗記 「日産GT-R」のなかでも、標準仕様のルックスの下にNISMOチューンのボディーとアシを隠し持つ、特異なキャラクターの「トラックエディション engineered by nismo」。マニア心を刺激する、このグレードならではの魅力をリポートする。
  • レクサスLC【開発者インタビュー】 2017.5.5 試乗記 一台のニューモデルという枠を超えて、これからのレクサスの方向性を指し示すという重要な役割を担うことになる「レクサスLC」。欧米のプレミアムブランドに立ち向かうための戦略を、開発を担当した落畑 学さんに伺った。
  • レクサスLC500“Lパッケージ”/LC500h“Lパッケージ”【試乗記】 2017.5.4 試乗記 “製品化を前提としない”はずだったコンセプトカーの発表から5年。ほとんどそのままの姿で登場し、世間を驚かせた「レクサスLC」がいよいよ日本の公道を走る。新開発のFRプラットフォームや10段AT、マルチステージハイブリッドなどの技術を満載した、新世代のラグジュアリークーペの出来栄えは?
  • ポルシェ911 GT3(RR/7AT)/911 GT3(RR/6MT)【海外試乗記】 2017.5.22 試乗記 ピュアなレーシングカーである「ポルシェ911 GT3カップ」譲りの4リッター水平対向6気筒エンジンを得て、一段とサーキットに近い成り立ちとなった新型「911 GT3」。その実力を南スペインで試した。
  • ベントレー・フライングスパーW12 S(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.23 試乗記 「ベントレー・フライングスパー」に、最高速度325km/hの「W12 S」が登場! ベースモデルに上乗せされた10psと20Nmに、230万円のエクストラに見合う価値はある? ややコワモテの試乗車と対した筆者は、見て驚き、乗って驚き、走らせてまた驚いた。
  • ポルシェ・カイエンGTS(4WD/8AT)【試乗記】 2017.5.16 試乗記 発表から7年、その後のマイナーチェンジからもはや2年半が経過した2代目「ポルシェ・カイエン」。もはや円熟の域に達した感のある同車は今、われわれにどんな走りを見せてくれるのだろうか。スポーティーな「GTS」グレードのステアリングを握った。
  • ケータハム・セブン スプリント(FR/5MT)【試乗記】 2017.5.1 試乗記 「ロータス・セブン」の魅力を今日に伝える「ケータハム・セブン」に、“オリジナル・セブン”の誕生60周年を祝う限定モデル「セブン スプリント」が登場。クラシカルなデザインとプリミティブな走りがかなえる唯一無二の魅力に触れた。
  • フェラーリGTC4ルッソ(4WD/7AT)【試乗記】 2017.5.8 試乗記 ユニークなシューティングブレークボディーをまとう「フェラーリGTC4ルッソ」に試乗。6.3リッターV12エンジンが発する咆哮(ほうこう)に浴すれば、この異形のフェラーリが、正統派の系譜にあることがすぐに理解できるだろう。
  • 800psの「フェラーリ812スーパーファスト」が日本上陸 2017.5.23 自動車ニュース フェラーリ・ジャパンは2017年5月23日、最高出力800psを発生する新たなフラッグシップモデル「812スーパーファスト」を日本国内で初披露した。
  • 日産名車再生クラブが「スカイラインGTS-R」の再生に着手 2017.5.22 自動車ニュース 毎年、日産の歴史的名車をレストアしている日産名車再生クラブが、今年のレストア車である「1988年スカイラインGTS-R ETC(欧州ツーリングカー選手権)出場車」をメディアに公開した。作業開始は5月で、11月上旬の完成を目指すとしている。
ホームへ戻る