第1回:トヨタ編【どうなるクルマの未来】

2008.01.18 自動車ニュース
【どうなるクルマの未来】トヨタ編

【どうなるクルマの未来】第1回:トヨタ編

webCG編集部では、自動車メーカー各社に、2010年にクルマはどこまで進化しているか、計画ないしは予測をうかがいました。まずはトヨタ自動車の回答をお届けします。

2010年、人類は宇宙に旅をしている……と夢見ていた人は、少なくないはず。実際それは、現時点でも大金をはたけば実現可能なところまできたが、月までの旅行が100億円だとか、高度100kmの宇宙空間に行ってウン千万円とか聞くと、「なんだか思い描いた世界と違う」。そんな風に感じている人もいるだろう。では、クルマの世界はどうなのか?

自動車の分野では、2010年が、さまざまなプロジェクトの目標達成の時期、あるいは目安として設定されてきた。2002年12月の燃料電池車が世界で初めて首相官邸に納車されたとき、その水素で動く夢のようなクルマは2010年頃から普及し始めるだろうと言われていたし、安全の分野では、2010年までに交通事故の死者数を5500人以下に減らすことが政府の目標(第8次交通安全基本計画)として挙げられていた。そしてそれらは、徐々に現実味を帯びてきている。

ひと昔前まで、ずいぶん先のことのように思われていた2010年が、もう2年後まで迫ってきた。2年後と言えば、クルマのモデルサイクルにあてはめると、せいぜいモデルチェンジを1回迎える程度。すぐそこの未来である。はたして自動車はどこまで進化しているのか。自動車メーカーに緊急アンケートを行った。

質問はずばり、2010年、クルマはどこまで進化していますか?

※商品企画に関わることなので具体的にはお答えできないという前提のもと、できる範囲内でお答えいただいた内容です。ご了承ください。


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「トヨタプラグインHV」
「トヨタプラグインHV」

■目標はハイブリッド車を年間100万台販売

トヨタ自動車では、2007年の年央に、「研究開発」「モノづくり」「社会貢献」の3つの分野で「サステイナビリティ」(持続可能な社会)を追求していくことを公表しましたが、その中の「研究開発」すなわち“サステイナブル・モビリティの追求”についての現在の取り組み状況をご説明します。

その役割の中心を担うのは、ハイブリッド技術です。1997年に発売したプリウス以来、ハイブリッド車の普及拡大に努めており、2007年11月までに世界累計販売は125万台に達しています。これによるCO2の排出抑制効果は、推定で500万トンに及びます。

今後の目標としましては、2010年のできるだけ早い時期に、年間100万台のハイブリッド車販売を実現し、さらに2020年代には、ハイブリッド技術を全車に展開したいと考えています。また、先般国土交通省の大臣認定を取得し、日本で実証実験を実施しており、米・欧でも同様の実験を行っている「プラグイン ハイブリッド車」の実用化準備も着々と進めています。

トヨタが2007年の東京モーターショーに出展した、パーソナルモビリティ「i-REAL」。
トヨタが2007年の東京モーターショーに出展した、パーソナルモビリティ「i-REAL」。

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■パートナーロボットの実用化も

同じく2020年代に向けて、安全性の飛躍的な向上を目指し、クルマ単独の技術革新に加え、クルマ対道路、クルマ対クルマの通信などを駆使した高度な運転支援システムの開発を推進し、実用化を目指します。同時に「クルマを、もっと身近に、もっと手軽に、もっと自由に」をテーマに、安心・快適な次世代モビリティを商品化し、街や人と調和した総合モビリティ都市を提案します。

また、クルマから創出する新しい分野での進化として、より安心で、より快適な生活空間の創造を目指し、暮らしの中で人に役立つ「やさしさ」「かしこさ」を持ったパートナーロボットの実用化にも取り組んでいきます。

(トヨタ自動車 広報部)

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