【スペック】全長×全幅×全高=3660×1630×1080mm/ホイールベース=2220mm/車重=490kg/駆動方式=MR/1.2リッター直4DOHC16バルブ(190ps/10500rpm)/価格=1098万円

ラディカル SR4(MR/6MT)【試乗記】

脳内起爆装置 2008.01.17 試乗記 ラディカル SR4(MR/6MT)
……1098万円(車両本体価格)

純粋なレーシングカーのフォルムをまとう英国車「ラディカル SR4」に、『CG』大谷秀雄が公道で試乗した。
『CAR GRAPHIC』2007年11月号から転載。

“公道を走るレーシングマシーン”

ラディカルという聞き慣れない名前。この英国のメーカーのことは、2006年のルマンに1台だけ出場した、LMP2クラスのラディカルSR9ジャッド(決勝20位)を憶えているレースマニアでもなければ、そう広くは知られていないはずだ。ところがラディカルによるワンメイク・レースは、いまや各国で盛んで、マシーンの完成度と高い戦闘能力が評判を呼んでいるらしい。

そのワンメイク・レースというやつ、英国の各サーキットで数種のチャンピオンシップが存在するのだが、それとは別にニュルブルクリング、ヴァレンシア、スパ、シルヴァーストーンを舞台に繰り広げられる「ラディカル・ワールド・カップ」が頂点に君臨するという図式が、ヨーロッパでは確立されている。

いっぽう国際色もゆたかで、アメリカ、オーストラリア、南米、南アフリカ、バーレーン、アラブ首長国連邦、マレーシアなどの各国でもチャンピオンシップがそれぞれ展開されているのだが、驚くべきはその実力。たとえばここで取り上げるSR4の上級モデルに当たるSR8(2.6リッターV8エンジン 363bhp)は、ブランズハッチとカドウェルパークのコースレコードを塗り替えたそうだし、ニュルブルクリングの北コース、ノルドシュライフェをなんと6分台でラップして、ロードリーガル・モデルのラップレコードを樹立したのだという。

そう、いまロードリーガル・モデルと記したように、われわれがステアリングを握ることができたSR4も、登録ナンバーを備えたれっきとした公道仕様で、使い古された言葉を用いれば、これは“公道を走るレーシングマシーン”なのだ。

左右一体型のFRP製シートの上にはパッドが貼られるため、案外と長時間を過ごせそうだ。
左右一体型のFRP製シートの上にはパッドが貼られるため、案外と長時間を過ごせそうだ。
今回の試乗車の仕様ではシフトレバーは備わらず、変速操作はステアリング裏のパドルシフトだけによった(左側がダウン/右側がアップ)。6段ギアボックスは1ダウン/5アップのシーケンシャル・パターン。
今回の試乗車の仕様ではシフトレバーは備わらず、変速操作はステアリング裏のパドルシフトだけによった(左側がダウン/右側がアップ)。6段ギアボックスは1ダウン/5アップのシーケンシャル・パターン。

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