【スペック】全長×全幅×全高=4565×1785×1530mm/ホイールベース=2575mm/車重=1500kg/駆動方式=FF/1.4リッター直4DOHC16バルブターボインタークーラー付き+スーパーチャージャー(170ps/6000rpm、24.5kgm/1500-4750rpm)/価格=296万円(テスト車=310万7000円)

フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアントTSIコンフォートライン(FF/2ペダル6MT)【ブリーフテスト】

フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアントTSIコンフォートライン(FF/2ペダル6MT) 2007.12.14 試乗記 ……310万7000円
総合評価……★★★★
根強い人気のゴルフワゴンが、3代目で「ゴルフヴァリアント」となって生まれ変わった。1.4リッター直噴ツインチャージャー搭載モデルで走りと使い勝手を試す。

TSI+DSGにワゴンボディでこの価格

「ゴルフトゥーラン」、そして「ゴルフプラス」の登場で、一時は開発計画から外されたと言われる「ゴルフヴァリアント」。遅ればせながらデビューに漕ぎ着けたのには、日本市場からの要望の多さも大きく影響していたと言われる。実際、発売開始から2週間で受注は1500台を超えたというから、やはり待ち望んでいた人は沢山いたのだろう。

これだけの人気には、価格という大きな要因があることも忘れてはならない。何しろTSIコンフォートラインの296.0万円も、2.0TSIスポーツラインの335.0万円も、同じエンジンを積むハッチバックの「GT TSI」、そして「GTI」より安いという、きわめて戦略的な価格設定なのだから。

先代に較べて全長で165mmも拡大されたボディサイズやピラーが大きく寝かされたフォルム、テールランプなど各部の凝ったデザインなど、先代までの質実剛健なゴルフワゴンのイメージからすると随分変わってしまったという感はある。低価格を実現できた要因のひとつであろう率直に言って安っぽいリアシート周辺の処理や、使い勝手をそれほど突き詰めていないと感じさせる荷室も、先代や先々代から乗り換えようというユーザーにとっては引っ掛かるところかもしれない。
しかし、TSI+DSGに統一されたパワートレインや、クローム処理されたグリルやモール類等々がもたらす外観の見映えの良さは、十分それを補う魅力であることも確か。旧型ユーザーが買い替える理由としては申し分ないし、約半数を占めているという日本車からの乗り換え組にも、大いに響いたはずだ。実際、細々と文句を言いたいところはあるものの、では代わりになるクルマはあるのかと問われたら言葉に窮するのが本当のところ。しかも、この価格だ。総じて言えばバリュー・フォー・マネー度のきわめて高い1台だと結論づけるしかなさそうである。

 
フォルクスワーゲン・ゴルフヴァリアントTSIコンフォートライン(FF/2ペダル6MT)【ブリーフテスト】の画像
 
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