【Movie】米フォード、プラグイン・ハイブリッド車の実用化に向け前進

2007.12.11 自動車ニュース

【Movie】米フォード、プラグイン・ハイブリッド車の実用化に向け前進

フォードが、家庭で充電が可能な「プラグイン・ハイブリッド車」を開発し、電力会社と共同で実証実験を行っていくと発表した。家庭でクルマを充電できる時代は近づきつつあるのか。

■50.2km/リッターの低燃費・低CO2排出を実現

米フォードが、家庭用コンセントなど外部電源から充電可能なプラグイン・ハイブリッド車を開発しはじめ、この度、米国の大手電力会社「サザン・カリフォルニア・エジソン 社」に研究車両20台を納めたと発表した。納車されたモデルは「エスケープ・プラグイン・ハイブリッド」。CO2や温室効果ガスを削減する次世代パワートレインの普及に向け、新た一歩を踏み出したことになる。

プラグイン・ハイブリッドは、このところ北米で注目を脚光を浴びている次世代パワートレインのひとつ。一般的なハイブリッド車がエンジンで発電した電気でモーターを駆動するのに対し、プラグイン・ハイブリッド車は、エンジンによる発電のみならず、家庭で充電可能とすることでモーターを使っての走行時間を拡大。CO2や温室効果ガスの排出を抑えられる環境負荷の少ない省エネソリューションとして注目を集めている。

このプラグイン・ハイブリッド車は 2006年頃からフォードやGMなど各社が開発に意欲を示しており、わが国においてもトヨタ自動車が2007年7月に「トヨタ・プラグイン・ハイブリッド HV」で国土交通大臣認可を取得。環境対応におけるコア技術のひとつとして開発を進めるなど、将来の普及が期待される。

このたびフォードがサザン・カリフォルニア・エジソン社に納めた「エスケープ・プラグイン・ハイブリッド」は、高性能なリチウムイオン電池を搭載し、バッテリーの大容量化と高効率化を実現している。アメリカの一般的な家庭用電源(120V)を使うと6〜8時間でフル充電が可能。最初の30マイル(約48km/リッター)は、燃費換算にして120mpg(約50.7km/リッター)の低燃費・低排出を実現している。

サザン・カリフォルニア・エジソン社は、カリフォルニア州の中部や沿岸部、南部の5万平方マイルの地域1300万人以上の利用者(契約数480万)に電力を供給している会社。同社としてもプラグイン・ハイブリッド車は、新たなビジネスモデルとして大いに注目しているようだ。

今後2社は共同でプラグイン・ハイブリッド車のデータ収集を行うと共に、コストや耐久性、安全性、信頼性など実用化に向けた様々な検証を行っていくという。


エスケープ・プラグイン・ハイブリッドの充電&走行シーンを動画でごらんいただけます。

(webCG 曽宮)


米電力会社大手サザン・カリフォルニア・エジソン社への納車式の模様
米電力会社大手サザン・カリフォルニア・エジソン社への納車式の模様

【Movie】米フォード、プラグイン・ハイブリッド車の実用化に向け前進の画像

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