「GT-R」がフルラインナップで激走! 〜「NISMO FESTIVAL SCOOP 2007」開催

2007.12.04 自動車ニュース
スタートを1分後に控えた「マーチカップ・エキシビジョンレース」のグリッド風景。
「GT-R」がフルラインナップで激走! 〜「NISMO FESTIVAL SCOOP 2007」開催

「GT-R」がフルラインナップで激走! 〜「NISMO FESTIVAL SCOOP 2007」開催

2007年12月2日、静岡県小山町の富士スピードウェイで、毎年恒例の日産ファンの祭典「ニスモフェスティバル SCOOP 2007」が開かれた。

パドックで行われた「GT監督トークショー」。右から近藤真彦、星野一義、長谷見昌弘の各チーム監督、そしてニスモの柿本総監督。
「GT-R」がフルラインナップで激走! 〜「NISMO FESTIVAL SCOOP 2007」開催
グランドスタンド裏のエリアには市販型GT-Rを展示。こちらも終日人だかりが絶えなかった。
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■毎年恒例、好イベント

一昨年は降雪により午後からのプログラムをすべてパレード走行に変更せざるを得ず、昨年はプログラムこそ予定通りに消化されたものの、終日小雨が降ったり止んだりでコースコンディションは良好とはいえず……といった具合に、ここ2年続けて悪天候に見舞われたニスモフェスティバル。
はたして今回は、絶好のイベント日和だったちょうど1週間前(トヨタモータースポーツフェスティバル開催)には及ばなかったものの、晴れ時々曇りで気温も12月の富士としては低からず、まずまずのお天気に恵まれた。

グランドスタンド前のホームストレート上に参加選手が全員揃い、例年に従って星野一義チームインパル総監督の選手宣誓が行われると、いよいよ2007年のニスモフェスティバルが幕を開けた。

本コース上の最初のプログラムである「マーチカップ・エキシビジョンレース」に、シリーズ上位入賞者とトップドライバーに交じって、レース経験のあるカルロス・タバレス日産副社長が出走するのも、常連ファンにとってはもはやおなじみの光景である。

「カテゴリー混走模擬レース1」より。奇跡的に残存していた当時のプライベートレーサーをレストアした「スカイライン・ハードトップ2000GT-R」(KPGC10)を、ワークス仕様の「フェアレディ240ZG」(HS30G)が追う。70年代にタイムスリップしたような光景である。
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「カテゴリー混走模擬レース2」で、バトルする長谷見昌弘(左)と星野一義(右)の「R32 GT-R」。
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■今年の主役はGT-R

毎年、歴代の日産のレーシングマシンを数多く走らせ、見応えのあることでは定評のあるニスモフェスだが、今回は先日ついに正式発表された「日産GT-R」をスペシャルフィーチャー。
GT-Rテスト車両による「パフォーマンスデモンストレーション」、そして来季スーパーGT選手権に参戦予定の「GT500仕様GT-R」のデモランを目玉として実施。定番プログラムである「カテゴリー混走模擬レース」も、歴代スカイラインGT-Rを中心に行われた。

このうち最初に行われたのは「カテゴリー混走模擬レース」。2部構成で第1レースは1969年にデビュー、ここ富士を中心にレースで50数勝を達成し「GT-R伝説」を築いた初代「スカイライン2000GT-R」(型式名PGC10&KPGC10)と「Zの柳田」の異名を取った柳田春人の駆る初代「フェアレディ240ZG」がバトル。

第2レースは1989年に16年ぶりに復活したR32からR33、R34へと続く「スカイラインGT-R」と、「R93CP」「NP35」「R390GT1」の3台のミドシップレーシングが混走。現在はチーム監督を務める長谷見昌弘と星野一義が、かつて自身が駆ったユニシアジェックスとカルソニックカラーに塗られた「R32 GT-R」で、現役時代を彷彿させるドッグファイトを展開し、喝采を浴びていた。

「GT-Rパフォーマンスデモンストレーション」で、耐久仕様のZを従えてヘアピンを行く「日産GT-R」テストカー。
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「GT-Rレースカーパレード」より。1972年の東京モーターショーにショーモデルとして出展されて以降、一度も公の場に姿を見せなかった「スカイライン・ハードトップ2000GT-R」(KPGC110)が、35年目にして初めてサーキットを走った。オールドファンにはおなじみの、首を傾げた独特のポーズでドライブするのは北野元。
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■“夢のGT-R”も登場

続いては「GT-Rパフォーマンスデモンストレーション」。ニュルブルクリンクを何千周と走り込んだという、開発ドライバーを務めた鈴木利男が、実際にニュルで使用した生産型のテスト車両のステアリングを握った。
ホームストレート上でスラローム走行を披露した後、影山正美のドライブする、スリックタイヤを履いた耐久レース仕様のフェアレディZと0-200m加速競争と200km/hからのブレーキング競争を展開したが、いずれもGT-Rの勝ち。集まったファンの前で圧倒的なパフォーマンスを実証してみせた。

その後スーパーGT選手権に参戦しているGT500およびGT300仕様の「フェアレディZ」による「Zレースカー スペシャルバトル」を挟んで、いよいよメインイベントの「GT-Rレースカーパレード」。先に「カテゴリー混走模擬レース」に出走した歴代GT-Rに加え、この日のためにレストアされた2代目「スカイライン2000GT-R」(KPGC110)と「ニスモGT-R LM」をそれぞれ北野元と近藤真彦が、そして先日シェイクダウンを済ませたばかりの「GT500仕様GT-R」をニスモのエースである本山哲がドライブした。

予定より多くの周回数を、けっこうなアベレージスピードでこなした本山がスローダウンすると、それを先導車としてこの日出走したすべてのマシンがパレード。
フィナーレは夕陽に染まったグランドスタンド前に全車と全選手が整列し、これまた例年どおり本山が締めの挨拶。「来年は新しいGT-Rで王座奪還に挑むので、応援をよろしくお願いします」と力強く宣言、万雷の拍手と声援のうちに閉幕した。

来シーズン用の「GT500仕様GT-R」は、本山哲がドライブ。現行のGT500仕様Zと同じく、駆動方式はFRである。
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「Zレースカー スペシャルバトル」で、メインストレートでスリップストリームを使ってバトルするGT500仕様の「フェアレディZ」。
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大盛況だった「グリッドウォーク」におけるいちばん人気は、すっかり「日産の顔」の役回りが板についた本山哲。常にファンサービスも率先して行い、この日も時間ギリギリまでサインを求める声に応えていた。
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(文と写真=田沼 哲)

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