【スペック】全長×全幅×全高=4935×1855×1475mm/ホイールベース=2845mm/車重=1860kg/駆動方式=4WD/2.8リッター V6DOHC24バルブ(210ps/5500〜6800rpm、28.6kgm/3000〜5000rpm)/価格=654.0万円(テスト車=781.0万円)

アウディA6アバント 2.8FSIクワトロ(4WD/6AT)【ブリーフテスト】

アウディA6アバント 2.8FSIクワトロ(4WD/6AT) 2007.12.03 試乗記 ……781.0万円
総合評価……★★★★

ミドルクラスワゴン「アウディA6アバント」の4WDモデルに、2.8リッターモデルが追加された。ただし、エンジンは最新型。
一体、どんな走りを見せるのか?
 
アウディA6アバント 2.8FSIクワトロ(4WD/6AT)【ブリーフテスト】

ふところに新兵器

ドイツ車といってもいろいろある。個人的な感想を述べれば、アウディとBMWは他と違う部分が多いように思えてならない。だから最近この2ブランドを出すとき「南ドイツ車」という表現を使うようにしている。

たとえば新技術を導入したときも、北のブランドは「これでもか!」とアピールしまくるのに、南の2社はまるでフランス車のように、あっさりアナウンスするにとどめることがある。

今回乗った「A6アバント 2.8FSIクワトロ」もそうだった。「アウディ・バルブリフトシステム」と呼ばれる同社初のメカニズムが投入されているのだが、それよりも「A6に2.8リッターのクワトロが追加された」というメッセージのほうが強く響いてくる。しかも乗ったのは発表前。僕は2段階可変のバルブリフト機構が搭載されていることに気づかぬまま、試乗を終えてしまった。でも裏を返せば、存在に気づかないのはテクノロジーの完成度が高い証拠でもある。

A6アバントに、3リッター以下のクワトロ、700万円以下のクワトロが加わったことは、メルセデス・ベンツやBMWなどのライバルとの比較で、大きな武器になる。そこにさりげなく新兵器を仕込む。南独生まれらしいインテリジェンスが感じられるニューモデルである。

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