【スペック】全長×全幅×全高=3885×1695×1475mm/ホイールベース=2490mm/車重=990kg/駆動方式= FF/1.3リッター直4DOHC16バルブ(90ps/6000rpm、12.2kgm/4000rpm)/価格=131万円(テスト車=148万6400円)

マツダ・デミオ 13C-V(FF/CVT)【ブリーフテスト】

マツダ・デミオ 13C-V(FF/CVT) 2007.11.30 試乗記 ……148万6400円
総合評価……★★★

コンセプトから一新された、3代目「マツダ・デミオ」。ラインナップのなかで、唯一「ミラーサイクルエンジン」を搭載するエコモデル「13C-V」を試した。

得たものと失ったもの

高速バス事故、牛肉偽装事件と、安さを追い求めたがゆえの事故や事件が、最近目立つ。
消費者のひとりとして、安いに越したことはないという意識はもちろんある。でも、限度があるとも考えるべきではないか。もし東京〜大阪間1000円のバスや、100g50円の牛肉が登場したら、人々は拍手で迎え入れるのだろうか。
ひとりひとりがもう少し中身を見据えたモノ選びを行い、売る側も安さ第一主義の姿勢はあらためていく。そんな考え方が、短期的にはともかく、長期的にはみんなを幸せにするんじゃないだろうか。

国産コンパクトカーのカテゴリーでは、ユーザーは価格と燃費をなにより重視し、メーカーはその声に応えたクルマ作りを続けている。
7月にモデルチェンジした「マツダ・デミオ」も例外ではない。プラットフォームをフォード製から自社開発に切り替えるなどして100kgの軽量化を実現し、エンジンにはミラーサイクルを投入することで好燃費を追求。そのうえで価格はほぼ据え置いた。

その結果、いくつかの部分で、「旧型のほうがよかったのでは?」と思える点が見つかってしまった。せっかく実用本位から脱却した、スタイリッシュなデザインにしたのだから、仕立てや走りも付加価値重視型にしてほしかった。
でもこれはマツダだけの責任ではない。ユーザーも少し意識を変えていく時期にきているのではないかという気がする。

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