【スペック】全長×全幅×全高=4495×1810×1480mm/ホイールベース=2650mm/車重=1520kg/駆動方式=4WD/2リッター直4DOHC16バルブ・ターボインタークーラー付き(280ps/6500rpm、43.0kgm/3500rpm)/価格=370万5450円(テスト車=391万5450円)

三菱ランサーエボリューションX GSR ハイパフォーマンスパッケージ(4WD/5MT)【ブリーフテスト】

三菱ランサーエボリューションX GSR ハイパフォーマンスパッケージ (4WD/5MT) 2007.11.29 試乗記 ……391万5450円
総合評価……★★★★
三菱の高性能スポーツセダン「ランサーエボリューション」の最新モデル「X(テン)」に試乗。10代目の走りとは!?

三菱ランサーエボリューションX GSR ハイパフォーマンスパッケージ(4WD/5MT)

機械との対話

2007年10月、「インプレッサWRX STI」よりひとあし先にフルモデルチェンジを果たした「ランサーエボリューションX」。ライバルがセダンから5ドアハッチへ大きく転換したのとは対照的に、ランサーエボリューションは4ドアセダンスタイルを踏襲。実際に走らせてみても、両者の性格はずいぶん違う。どちらも速いが、ランサーエボリューションのほうがイージーにスピードを楽しめるのだ。

それに大きく貢献しているのは、S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)と呼ばれる制御システム。ここでは詳しい説明を省略するが、電子デバイス介入をほとんど意識することなく、自分の腕が上がったと錯覚するほど、気持ちのいいコーナリングが楽しめるのが、このランサーエボリューションの醍醐味である。

その自然さが、実は不自然だったりするわけで、冷めた目で見ると、“クルマに乗せられている”感じがしないこともない。その点、ライバルのインプレッサWRX STIは、ドライバーがクルマを操っているという感覚がいまだ強く、ドライバーがどこまで運転に介入できるかが、両者の違いということになる。デュアルクラッチSSTなら、さらにイージーに扱うことができるランサーエボリューションX。間口の広さではランサーエボリューションに軍配が上がるが、私のように、“もう少し積極的に関わりたい”と思ういまや古典的な人間には、インプレッサWRX STIのほうが向いているのかもしれないなぁ。

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