ホンダの新型燃料電池車「FCXクラリティ」、来夏よりリース開始

2007.11.16 自動車ニュース

ホンダの新型燃料電池車「FCXクラリティ」、来夏よりリース開始

ホンダは、2007年11月16日から一般公開された米ロサンゼルスオートショーで、新型燃料電池車「FCXクラリティ」を発表した。来年の夏にはリース販売が開始される。

「FCXクラリティ」は、2005年の東京モーターショーにホンダが出品した「FCXコンセプト」の市販バージョン。自社の「V Flow FCスタック」技術を用いた、燃料電池車である。

全長×全幅×全高=4835(+115)×1845(−25)×1470(+40)mm(カッコ内は「FCXコンセプト比」)で、車重は1625kg。
4つの座席の間、センタートンネル内に燃料電池スタック(化学反応により電気を作るセルの集合体)を収納。重力を利用して効率的に水素や空気を縦に流す「V Flow(バーチカルガスフロー)セル構造」や水素や空気の流路を波形形状にした「Wave流路セパレーター」などの新技術により、発電効率を向上させた。現行型の「FCX」に比べても重力出力密度で2倍、容積出力密度は2.2倍になったという。
バッテリーも小型化され、床下に配置。ホイールベースを長くとり、パワードライブユニットとギアボックスを一体化することでノーズを短くするなど、居住スペースのゆとりに配慮された。

燃費性能は20%アップし、航続距離が30%向上。走行エネルギー効率は、いわゆるハイブリッド車の約2倍とされる。最高速度は160km/h。-30度の低温で始動できるのもアピールポイントだ。

なお、「FCXクラリティ」という名には「a clear solution to the challenges of the future」(クルマの未来にチャレンジするホンダの明快な解決策となる燃料電池車を創造する)という意味を込めたとのこと。
2008年夏からは、北米の個人客などを対象にリース販売が開始される。

(webCG 関)

「ホンダFCXクラリティ」
「ホンダFCXクラリティ」
インテリア表皮には、植物由来の新素材「ホンダバイオファブリック」が採用された。
インテリア表皮には、植物由来の新素材「ホンダバイオファブリック」が採用された。
【「FCXクラリティ」のスペック】
全長×全幅×全高=4835×1845×1470mm/車重=1625kg/駆動方式=FF/交流同期電動機(100KW(134ps)、26.1kgm)/燃料=高圧水素ガス(タンク容量171L)/エネルギー貯蔵=リチウムイオンバッテリー
【「FCXクラリティ」のスペック】
	全長×全幅×全高=4835×1845×1470mm/車重=1625kg/駆動方式=FF/交流同期電動機(100KW(134ps)、26.1kgm)/燃料=高圧水素ガス(タンク容量171L)/エネルギー貯蔵=リチウムイオンバッテリー
あなたにおすすめの記事
関連記事
  • ホンダ・クラリティ フューエルセル(FF)【試乗記】 2016.5.3 試乗記 ホンダの燃料電池自動車「ホンダ・クラリティ フューエルセル」の販売が、自治体や企業へのリースという形ではあるがいよいよ始まった。その実力やいかに? 限られた時間ではあるが、一般道に繰り出すチャンスを得た。
  • ホンダNSX(4WD/9AT)【試乗記】 2016.12.1 試乗記 初代の生産終了から10年あまりの時を経て、ようやく現実のものとなった新型「NSX」。ホンダ渾身(こんしん)のハイブリッド・スーパースポーツの走りと、それを支える技術的ハイライトについて詳しく報告する。
  • 第51回:幸運の女神には前髪しかない 2017.7.25 カーマニア人間国宝への道 清水草一の話題の連載。第51回は「幸運の女神には前髪しかない」。ディーラーのデモカーの入れ替え期、それはカーマニアにとって「狩り」の好機となる。“牛丼車”「ランチア・デルタ」の後継マシンは? ディーゼルへの想いが再燃する!
  • ホンダNSX(4WD/9AT)【レビュー】 2016.10.8 試乗記 11年ぶりに復活したホンダのスーパースポーツ「NSX」。独自のハイブリッドシステムを搭載した同車の実力はどれほどのものなのか? ドイツ勢のライバルである「アウディR8」や「ポルシェ911ターボS」との比較を交え、それを検証した。
  • ホンダFCXクラリティ(FF)【試乗速報】 2009.1.20 試乗記 ホンダFCXクラリティ(FF)

    2008年に日本とアメリカでリース販売が始まったホンダの燃料電池車「FCXクラリティ」に緊急試乗。エコというよりも、リポーターはクルマとしての魅力に参ってしまったようだ。
ホームへ戻る