【スペック】全長×全幅×全高=4415×1740×1465mm/ホイールベース=2645mm/車重=1310kg/駆動方式=4WD/1.6リッター水平対向4DOHC16バルブ(115ps/5600rpm、15.1kgm/4000rpm)/価格=174万3000円(テスト車=183万2250円/フルオートエアコン+HIDロービームランプ+UVカット機能付濃色ガラス =8万9250円)

スバル・インプレッサスポーツ1.6i(4WD/CVT)【試乗記】

平凡さが非凡 2012.02.21 試乗記 スバル・インプレッサスポーツ1.6i(4WD/CVT)
……183万2250円

フルモデルチェンジを受け、快適性が向上した新型「インプレッサスポーツ」。日常の足として数日試乗したスーザン史子が、その使い勝手と乗り心地をリポートする。

癒やし系の乗り心地!?

「幸せは名もない一日につまっています」という某テレビコマーシャルのフレーズに、ハッとしたんですよ。このクルマも、名もなき日常を幸せにしてくれるクルマなんじゃないか、って。

「インプレッサ」といえば水平対向エンジンを搭載し、野太いマフラーサウンドや全身を揺さぶる鼓動など、まさに“男のためのクルマ”でした。ところが、新型を運転してみると「ホントにボクサーエンジン!?」と思うほど、穏やかで、無の境地を体験しているかのような静けさに包まれています。
「昔はヤンチャしてたけど、随分大人になったものねぇ〜」なんて、すっかり近所のオバチャン気分です。

試乗したのは、5ドアスポーツの「1.6i」の4WD車。ロングストローク化された新型エンジンと軽量化されたリニアトロニックCVTとを組み合わせ、低回転域でのトルク向上と低燃費を実現。10・15モード燃費は16.4km/リッター。アイドリングストップのつかない廉価モデルということで、上級グレードに比べると燃費向上の割合は低いものの、従来比で約10%アップしています。
ところが、新宿から首都高−東名高速で渋滞もなく約20km走った実燃費は、驚きの16.0km/リッターをマーク。JC08値の15.4km/リッターを超えてる〜っ、えらいこっちゃ!
その後、約10km走った一般道では、10.1km/リッター。高速道路では、多少加速の伸びが足りないと思った瞬間もあったものの、即「S」モードにすればいいので、1.6リッターでも十分使えるなという印象です。

ドライバーをせかすような、せっかちなキビキビ感とは無縁。油圧のパワーステアリングには、ドライバーの意思を尊重した十分な遊びがあり、シンメトリカルAWDならではの後輪が後押してくれるような頼もしさも感じられます。
雪の少ない地方では、4WDの必要性を感じるシーンってあまりないのですが、北海道における新型インプレッサの96%が4WD車だと聞くと、四駆って本当に生活必需品なんですね。
ホイールベースやトレッド幅が広がったことでさらに安定感が増していることも、乗り心地の良さにつながっているのでしょう。画用紙の上で、芯の柔らかい4Bの鉛筆を滑らせているような、癒やし系の乗り心地です。

ひとつだけ気になったのは、アイドリングストップ搭載車のエンジン再始動音。このクラスのクルマにしては少し音が気になったので、さらなる防音対策が施されることを期待したいです。


スバル・インプレッサスポーツ1.6i(4WD/CVT)【試乗記】の画像
ボディーサイドまで回り込ませた、立体感のあるリアコンビネーションランプ。エッジのきいたボディーラインが力強さを感じさせる。
ボディーサイドまで回り込ませた、立体感のあるリアコンビネーションランプ。エッジのきいたボディーラインが力強さを感じさせる。
115psの1.6リッター水平対向4気筒エンジン。アイドリングストップ機能が装着される「1.6iL」(4WD車)の場合の燃費は、17.6km/リッター(10・15モード)となる。
115psの1.6リッター水平対向4気筒エンジン。アイドリングストップ機能が装着される「1.6iL」(4WD車)の場合の燃費は、17.6km/リッター(10・15モード)となる。
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