第55回:「フレンチブルーミーティング2007」から

2007.10.19 エッセイ

第55回:「フレンチブルーミーティング2007」から

朝7時頃の風景。前泊組の駐車場。ウィンドウに夜露が降りて……クルマまだ眠っている。
第55回:「フレンチブルーミーティング2007」から

自動車ジャーナリストの笹目二朗氏は、仕事を離れても、根っからの「クルマ好き」。
プライベートでは10万kmをあとにした先代「ルノー・メガーヌ」を駆り、ATをMTに載せかえるこだわりよう。そんな氏が、フランス車好きが集まる、通称「フレンチブルーミーティング」に足を運んだ。
会場となった長野県車山高原からのリポート。

そろそろ本会場であるグラウンドにクルマが入ってくる。今年は「シトロエンDS」も多く参加。
そろそろ本会場であるグラウンドにクルマが入ってくる。今年は「シトロエンDS」も多く参加。
プジョーは「205」がもう古参。FRのプジョーはまったく見なくなった。
プジョーは「205」がもう古参。FRのプジョーはまったく見なくなった。

今年で21回目

フレンチブルーミーティングは今年で21回目となります。昔は“2馬力”と「キャトル」が大勢を占めておりましたが、今ではもう新しいクルマがいっぱい。フランス車も立派になりました。この会場の盛況ぶりをみても世代交代を感じます。

特に解説めいたことを書かなくとも、写真を見ていただければご理解戴けるものと思います。大テント村のミニカー漁りも楽しみですが、ジムカーナ大会と2CVのクランク掛け競走がハイライトです。みなさん楽しそうに走っていて、速く走ることだけがジムカーナの本質ではないと教えさせられます。
クルマの挙動がそれぞれ違い、その特性やら動きを近くでじっくり観察できるのがいいですね。ピカピカに磨かれて置いてあるクルマを見せられるのではなく、古くともやはり動くクルマをみることに意義があります。

珍しいクルマを見られるのもフレンチブルーミーティングならではです。オーナーの得意顔が目に浮かびかびます。「ルノー17」は数年前から確認してますがいつまでもお元気で。「日野コンテッサ900」はこのミーティングでは知的ですね。「GSブレーク」の2ドアは今みても新鮮。

シトロエンは今年特別展示車が3台あった。「11CV」は3台も。
シトロエンは今年特別展示車が3台あった。「11CV」は3台も。
「FBM」と言えば「2CV」。2馬力は永久に不滅だろう。これはダルマ仕様。
「FBM」と言えば「2CV」。2馬力は永久に不滅だろう。これはダルマ仕様。
特別展示車。「5CV C3TLカブリオレ」。ボートテールがよくわかる。
特別展示車。「5CV C3TLカブリオレ」。ボートテールがよくわかる。

また自分なりの改造を施したクルマも、興味深いものがあります。見知らぬ人でも話しかければいろいろ教えてもらえます。馬のエンブレム2頭分で2馬力を表現した2CVもありましたが、ハンドルを2つ並べた2馬力もいました。最初はちょっとギョッとしますが、2人で同じように操舵してコーナーを回っていたら拍手ですね。

最近のクルマはよく出来てますが、欲しいクルマ、買いたくなるようなクルマが無い、と友人たちからよく聞きます。古いフランス車を見つけて外観はそのままに、中身だけを最新の技術でレストアするとか、チューンすると面白いですよ。オススメです。


では、当日の会場の様子を、写真でご紹介しましょう!
(クリックして、大きな画像でお楽しみください)

「サンク・ターボ」は御夫婦でのジムカーナ参加。ニコニコ顔で嬉しそうに走ってました。
「サンク・ターボ」は御夫婦でのジムカーナ参加。ニコニコ顔で嬉しそうに走ってました。
「シトロエンAX」をミリタリー仕様(?)に改造。蒸気の汽笛を吹いたり、細工もいろいろ。
「シトロエンAX」をミリタリー仕様(?)に改造。蒸気の汽笛を吹いたり、細工もいろいろ。
「キャトル」のオープン5シーター? 人が乗れば接地荷重は増しますから。
「キャトル」のオープン5シーター? 人が乗れば接地荷重は増しますから。
「R8ゴルディニ」。綺麗なクルマ。RRならではのカウンターステアを見せて欲しかった。
「R8ゴルディニ」。綺麗なクルマ。RRならではのカウンターステアを見せて欲しかった。
2CVフォーミュラ半分仕様。
2CVフォーミュラ半分仕様。
キャスタ−角によって外輪にはちゃんとネガティブキャンバーがつく2CV。
キャスタ−角によって外輪にはちゃんとネガティブキャンバーがつく2CV。
大きくロールしても外輪はけして離陸しないだけのストロークを持つ。
大きくロールしても外輪はけして離陸しないだけのストロークを持つ。
終始安定した姿勢をくずさない「C5」。
終始安定した姿勢をくずさない「C5」。
珍しい「309」。
珍しい「309」。
サイドブレーキ・ターンを決める「トゥインゴ」。ちょっと戻し遅れて引きずり抵抗に。
サイドブレーキ・ターンを決める「トゥインゴ」。ちょっと戻し遅れて引きずり抵抗に。
「ベルランゴ」は貨商車だけあってほとんどロールしない。
「ベルランゴ」は貨商車だけあってほとんどロールしない。
新型「メガーヌ」もジムカーナに参加。
新型「メガーヌ」もジムカーナに参加。
クランク掛け競走。ドアを開けてキーをオンに、ボンネットを開けてクランクを回す。
クランク掛け競走。ドアを開けてキーをオンに、ボンネットを開けてクランクを回す。
圧倒的に早かった、21番の2CV。
圧倒的に早かった、21番の2CV。
結局始動できず押し掛けしてもらう。このクルマもFBMの常連。
結局始動できず押し掛けしてもらう。このクルマもFBMの常連。
フリーマーケットは各車自由。掘り出し物も一杯。
フリーマーケットは各車自由。掘り出し物も一杯。
これ全部2CVに積んできたのでしょうか。
これ全部2CVに積んできたのでしょうか。
2CVのバギー仕様。売れ残ったらまた来年。
2CVのバギー仕様。売れ残ったらまた来年。
売れても売れなくてもとにかく何でも並べてみましょう。
売れても売れなくてもとにかく何でも並べてみましょう。
この着ぐるみは売り物ではありません。
この着ぐるみは売り物ではありません。
今年の原工房のブースは風船釣り。
今年の原工房のブースは風船釣り。
子供写生大会の作品展示。
子供写生大会の作品展示。
ビバンダム君も高見の見物。
ビバンダム君も高見の見物。
左右ハンドル仕様。切り替え装置をどうするかが今後の課題。
左右ハンドル仕様。切り替え装置をどうするかが今後の課題。
楽隊付きしゃぼん玉のサービスもあり。
楽隊付きしゃぼん玉のサービスもあり。
「ルノー17TS」。このクルマからルノーが変わった。EPMカー。
「ルノー17TS」。このクルマからルノーが変わった。EPMカー。
「407」の本物タクシー。
「407」の本物タクシー。
「日野・コンテッサ900」。ご先祖様はフランス車「4CV」です。
第55回:「フレンチブルーミーティング2007」から
「GSブレーク」。2ドアは珍しい。
第55回:「フレンチブルーミーティング2007」から


(文と写真=笹目二朗)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

「エディターから一言」の過去記事リストへ