【スペック】全長×全幅×全高=4810×1930×1700mm/ホイールベース=2855mm/車重=2270kg/駆動方式=4WD/3.6リッターV6DOHC24バルブ(290ps/6200rpm、39.3kgm/3000rpm)(スペックはガソリンモデル)

ポルシェ・カイエンHV(4WD/6AT)【海外試乗記】

ポルシェも2桁燃費を 2007.10.19 試乗記 ポルシェ・カイエンHV(4WD/6AT)

ついにポルシェも環境対策!! 「カイエン」のハイブリッドモデルで、ポルシェ最新のハイブリッドテクノロジーを試す。

ポルシェのハイブリッド

スポーツカーにSUV――まずは「プレミアムな走りのパフォーマンス」が必要とされるそんなクルマたちに、ネンピの話なんぞは関係ない……と、そうした能天気なことを言っていられた時代は、どうやら過ぎ去ってしまったようだ。
このところ世界を襲う異常熱波や干ばつ、集中豪雨などの原因が地球の温暖化と無縁ではなく、そしてその主因が人類が生活するのに伴って排出されるCO2をはじめとした温暖化ガスにあると国際的にも“ほぼ断定”をされるに至った現在、動力源を内燃機関に頼る自動車はそれがどのようなカテゴリーに属するものであろうとも、早急なるCO2の削減という課題に取り組まざるを得ないのだ。

「スポーツカーとSUVの専売メーカー」であるポルシェ社にも、そうした時代の要請の波はもちろん容赦なく襲いかかってくる。ヨーロッパの主要メーカーは多種のディーゼル・エンジンを自らのパワーユニット・ラインナップに用意し、それらが「熱効率に優れる=低燃費を実現」とアピール。CO2削減問題の重要な切り札としている。
しかし、ポルシェではこの手は使えない。「4000rpm以上の伸び感が魅力に欠けるディーゼルエンジンは、ポルシェ車の心臓には相応しくない」という理由から、Dr.ヴェンデリン・ヴィーデキング社長自ら、カイエン発表の場でディーゼルエンジン搭載の可能性を否定。そうしたスタンスは現在でも変わることはない。

ならば、ガソリンハイブリッドはポルシェ車に相応しいパワーフィールを生み出してくれるのか? という問いに、「YES!」と力強い声を開発担当役員の口から直接聞いたのはその数年後。時代の流れを鑑みれば、ポルシェにとってハイブリッド・テクノロジーの採用は“必然”だったのかもしれない。

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