第337回:「三菱ギャラン・フォルティス」試乗
もしやコレは“涙の10年目の結婚指輪”かも?

2007.10.12 エッセイ

第337回:「三菱ギャラン・フォルティス」試乗もしやコレは“涙の10年目の結婚指輪”かも?

セダンなんか作ってる場合なの?

つくづくこのクルマには深ーい愛を感じましたね。それも“作り手”の深ーい愛というより、“根強い三菱ファン”の深ーい愛を。ハッキリ言って泣けます……。

というわけでこの「ギャラン・フォルティス」。乗る前はいったいどういうクルマかなぁと思っていたわけですよ。
マニア的には「ランエボX」のベース車ってことで、正直、焦点からはちとズレてるクルマでしょ。さらに三菱自動車の益子社長が発表会で言ってた「これからはセダンの復権!」ってセリフも個人的にはあまり響かない。キモチはわかるけど、今後の日本はますますもって“軽自動車とミニバンの国”ですよ、ハッキリ言って。日本の道路行政、交通事情が根本的に改善されない限り変わりようがない。

だから、今後の復活を期する三菱自動車さんが出す新車としてコレはどーなのよ! とも思ってたわけです。
軽の「i」や「eKワゴン」、コンパクトカーの「コルト」やミニバンの「グランディス」を出してきて、次はセダンの順番なのかもしれないけど、いまどきあまり売れないだろうジャンルのクルマをそんなに真剣になって出す必要があるんだろうかと。もっとほかに注力すべきことがあるんじゃないか、と思ったわけです。ぶっちゃけ、セダンに力使ってるヨユーなんかないじゃん! とね。 

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小沢 コージ

小沢 コージ

神奈川県横浜市出身。某私立大学を卒業し、某自動車メーカーに就職。半年後に辞め、自動車専門誌『NAVI』の編集部員を経て、現在フリーの自動車ジャーナリストとして活躍中。ロンドン五輪で好成績をあげた「トビウオジャパン」27人が語る『つながる心 ひとりじゃない、チームだから戦えた』(集英社)に携わる。 ホームページ:『小沢コージでDON!』