トヨタF1チーム、お膝元GPを前に抱負を語る【F1 07】
2007.09.26 自動車ニュース
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【F1 07】トヨタF1チーム、お膝元GPを前に抱負を語る
F1世界選手権第15戦日本GPを目前に控えた2007年9月25日、パナソニック・トヨタ・レーシングの記者会見が都内のホテルで行われた。
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トヨタの今シーズンは、14戦を終えて、ラルフ・シューマッハーとヤルノ・トゥルーリとも6位入賞が最高位。ドライバーズポイントは前者が5ポイントで後者が7ポイント、コンストラクターズポイントでみれば、6位12ポイントとなっている。
会場には、ふたりのドライバーと、TMG(トヨタ・モータースポーツ)のトップ2名が列席。4人とも「今シーズンはこれまで、なかなか結果に結びついていなくて……」と渋い表情で前置きしつつ、それぞれレースに対する意気込みなどを語った。
冒頭、トヨタ自動車常務役員兼TMG会長の山科忠氏は、今シーズンの成績を不甲斐ないとしながらも、目下、来シーズンに活かされるトヨタ流の研究開発を進めているとコメント。たとえば、マシンの信頼性に対する問題箇所などにランク付けをし、チームみんなで解決しているのだという。
木下美明TMG副社長は、日本GPに向けてのマシン調整について言及した。中速コースたる富士では、ダウンフォースと最高速の両方をアップさせることが大事であり、エアロパーツの開発が要になるとのこと。フロントウィングは現在3種類を試しており、本戦では新しいフロアを投入する予定だという。
「これまで、5か月近い時間をかけて準備してきました」「今まで高まったフラストレーションを富士でぶつけたい」
さらに、「今回マシンは2台ともフレッシュエンジンなので、思いっきり走らせたい」と意気込みを語った。
ドライバーにとってもトヨタのお膝元で開催されるGPは特別なようで、トゥルーリは「100%以上の力でこの大事なレースにのぞみたい」。
ラルフは、課題とされるエアロパーツに触れ、「新しいパーツはヘレス(第14戦)でしか試せなかったが、方向性を定めることはできた」「各マシンのレベルは拮抗していると思うので、今週末はいい結果が出せるように努力していきたい」などと抱負を述べた。
(webCG 関)
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