「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジ

2007.09.18 自動車ニュース

「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジ

「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジ

トヨタ自動車は2007年9月18日、本格クロスカントリーモデル「ランドクルーザー」をフルモデルチェンジした。

トヨタ自動車の渡辺捷昭社長。世界各地域にも本格的なデリバリーがされる2008年には、年間10万台を目指す考えであるという。
「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジ

■King of 4WDを目指して

その高い走破性から「はたらくクルマ」としても世界各国で活躍する、本格オフローダー「ランドクルーザー」が、およそ9年ぶりとなるフルモデルチェンジを受けた。

高級SUV市場で人気の車種が、こぞって高いオンロード性能を謳う中、かたくなにオフロード性能にこだわる同車。「The King of 4WD」をテーマに、今回のモデルチェンジでもオフロード走行性能の向上を一番に押し出した。

従来モデルから、路面からの高負荷に耐えられるフレーム構造やサスペンションを一新し、エンジンもパワーアップ。一回り大きくなったボディは、居住性をさらに増し、高級感や上質感も高められたという。

価格はベーシックな「AX」グレードが470.0万円、上級「AX Gセレクション」が540.0万円。月の販売台数は700台とされる。


「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジ

■ランドクルーザーの伝統を損なわないデザイン

2850mmというホイールベースはそのままに、全長×全幅×全高=4950(+60)×1970(+30)×1880(+10)mmと、ディメンションは従来型より一回り大ぶりになった(カッコ内は先代モデル)。

より厚みを増したフード部分と大きなグリルが鎮座するフェイスマスクは、新しいモチーフを用いつつ、ランドクルーザーの伝統をモダンに表現したものという。
機能美を謳うインテリアは、質感と精度感を高めたことで、信頼感を与えるデザインが表現された。上級グレード「Gセレクション」では、木目調のパネル類が配される。


「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジの画像

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■トルセン式LSDを新たに採用

4.7リッターV8エンジン「2UZ-FE」ユニットは従来と同型ながらも、可変バルブタイミング機構VVT-iを備えたことで、最高出力は従来比53ps上乗せされた288psを発生。最大トルクは45.7kgmとなる。トランスミッションは従来同様、5段のオートマチックだが、マニュアルモード付きと新しくされた。
およそ2.5トンという重量級ボディを運ぶ燃費は6.6km/リッター(10・15モード)。

フルタイム4WDシステムの前後駆動力配分には、トルセン式のLSDが用いられた。通常は前40:後60だが、旋回時やスリップ時などに、トラクション確保に最適な駆動力を各輪に与える。
ハイ/ロー2段階の副変速機はダイヤルで、センターデフロックはスイッチで操作が可能。

上級グレード「Gセレクション」には、前後スタビライザーの作動をコントロールする「KDDS(Kinetic Dynamic Suspension System)」が付与される。走行状況や路面状況に応じ、油圧で作動を制御するもので、オンロードではロール剛性を高めつつ、オフロードでは大きなホイールストロークが確保できる。


「トヨタ・ランドクルーザー」が9年ぶりにフルモデルチェンジの画像
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■極低速走行を助けるクロールコントロールは世界初

こだわりのフレーム構造は、軽量化、高剛性化を図るべく新開発されたものが用いられた。
サスペンションも改められ、ダブルウィッシュボーンのフロントサスはトーションバーからコイルスプリング式に変更された。これにより、十分なサスペンションストロークの確保とアライメント変化の抑制ができ、高いオフロード走行性能と優れた乗り心地を実現したという。

あらゆる路面状況に対応する「マルチテレインABS」や、走行安定性確保の「アクティブトラクションコントロール」、坂道発進を助ける「ヒルスタートアシストコントロール」などが備わる中、注目の機能は世界初となる「クロールコントロール」。これは、岩石路や泥濘路など微妙な速度調整が必要な時に、エンジンとブレーキを自動制御し、上り下りを問わずに1〜5km/hを維持して走行する仕組み。ドライバーはアクセルとブレーキ操作が不要となるため、ステアリング操作に集中することができるという。


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上下分割開閉式のテールゲート。3列8人乗りのシートは、2列目に6:4のタンブル機能付き。3列目は左右に跳ね上げることで、さまざまなシートアレンジができる。
上下分割開閉式のテールゲート。3列8人乗りのシートは、2列目に6:4のタンブル機能付き。3列目は左右に跳ね上げることで、さまざまなシートアレンジができる。

■盗難対策も万全

快適装備はトヨタブランドの最上級SUVとしてふさわしいもの。前席だけでなく、2列目シートの左右まで独立してコントロールできる4ゾーンのオートエアコンを標準装備。上級グレードでは2列目にもシートヒーターが備わる。

運転席助手席エアバッグのほか、サイドエアバッグ、ニーエアバッグ、カーテンエアバッグまで付与され、全席に3点式シートベルトが与えられる。

盗難件数が多いことでも有名な同車には、高いレベルの防犯機能も標準装備される。イモビライザーはもちろん、レッカーでの持ち去りに対応する車両の傾斜センサー、ドアのこじ開けや窓からの侵入を探知するセンサーなども備わる。センサーが反応するとパワーサイレンが鳴る仕組みで、バッテリーを取り外しても作動する。

(webCG 本諏訪)

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