第32回:『パロディ広告 フォルクスワーゲン“ビートルズ”』(その2)

2007.09.01 エッセイ

第32回:『パロディ広告 フォルクスワーゲン“ビートルズ”』(その2)

さきに紹介したフォルクスワーゲンのパロディ広告も、アビーロードスタジオの交差点で撮影された
第32回『パロディ広告 フォルクスワーゲン“ビートルズ”』(その2)

ビートルズ「ABBEY ROAD」について

「ABBEY ROAD」は、ビートルズ12枚目のアルバム。解散から数えると2つ前にあたるが、ビートルズとしてレコーディングが最後であったため、実質的なラストアルバムといわれる。発売は1969年9月。1週間たたないうちに、全英売り上げトップを獲得。同年10月にはアメリカで発売され、チャート1位になった。
アルバム作製時、ジョン・レノンはロック・スタイルのアルバムを希望したが、ポール・マッカートニーらはポップスを希望した。結局、A面は個々の独立した曲を並べてジョンの願いを受け入れ、B面は短い曲が互いにつながりあった16分のメドレーとし、ポールを満足させた。
「ABBEY ROAD」は、発売から10年間で1千万枚近くを販売し、ビートルズのベストセラーアルバムとなった。彼らのアルバムとしては、初めてステレオのみで発売され、「最高技術非クラシックレコード」部門でグラミー賞を受賞した。

有名なアルバムジャケットの撮影は、1969年8月8日、アビーロードスタジオの交差点で行われた。撮影に与えられた時間は、わずか10分。カメラマンのマクミランは、脚立に乗って4人が横断歩道を歩く姿を6枚撮影し、ポールがそのなかから1枚選んだといわれている。

(2003年2月8日)

この記事の大きな画像を見るためには、画像ギャラリーをご覧ください。

金子 秀之

金子 秀之

早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。