第30回:『生活に必用な“4”-アウディ、ノルウェーの広告-』(後編)

2007.09.01 エッセイ

第30回:『生活に必用な“4”-アウディ、ノルウェーの広告-』(後編)

前回に引き続き、“Quattro”(クワトロ)の意味から発想したアイディアでつくった、ノルウェーでのアディの広告を紹介する。

前回紹介した写真は、実はアイスホッケーのパックでした
前回紹介した写真は、実はアイスホッケーのパックでした

第30回:『生活に必用な“4”-アウディ、ノルウェーの広告-』(後編)の画像

第30回:『生活に必用な“4”-アウディ、ノルウェーの広告-』(後編)の画像

アウディのクワトロといえば、もちろん「4WD」のことだが、もともとはスペイン語で「4」を意味する単語である。
ノルウェーのアウディの広告は、あなたの人生で使うものの多くが“4”で構成されていると主張する。例えば、テーブルや椅子、ベッドの脚など、我々の生活で4に関わるものがいかに多いことか。すなわちクワトロが、生活に欠かせないものであることを訴えるのだ。
その1つが、アウディのクワトロ(4WD)、と続く。どんな条件下であれクルマを道路に「張り付かせる」ことで、安全かつ快適なドライビングを可能にする4=クワトロ。それを視覚的に表現したのがこの作品だ。

濡れたセッケンやバナナの皮、前回紹介したアイスホッケーのパックなど、一般に滑りやすいと考えられるものの4隅を固定することで、クワトロシステムがもたらす”安定性”を表現した。クルマの広告なのにクルマは出てこないし、表現も一風変わっているが、オモシロイ。

Audi Quattro “Quattro”/Norway
コピーライター:Henrik Hageisteen
アートディレクター:Thorbjorn Naug
フォトグラファー:Aina C. Hole
エージェンシー:Bates/Norway

(2003年1月25日)

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金子 秀之

金子 秀之

早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。