第4回:『トヨタ ハイラックスの海外での広告 その4』

2007.09.01 エッセイ

第4回:『トヨタ ハイラックスの海外での広告 その4』


第4回『トヨタ ハイラックスの海外での広告 その4』

ハイラックスは粗野な男が似合いますぞ! (その2)

コピー:We decided against a vanity mirror.
<私達は、ヴァニティミラーをつけるのをやめました>

ヒゲはボウボウ、前歯は欠けている人のよさそうなおじさんは、「私にはヴァニティミラーなんかいらないよ」と笑っている。ヴァニティミラー、女性がお化粧直しなどに使う小さな鏡。どうみてもこのおじさんには必要ない。

つまり、トヨタハイラックスには、ヴァニティミラーのようなアクセサリーはつけず、そのぶん頑丈にすることに力を注ぎました、と訴求しているのだ。2枚目のやさ男をこの広告のモデルにつかったら、どうなることでしょう。ヒゲはボウボウ、前歯が欠けているからホントかな、と信ずるのだ。

TOYOTA Hilux/Sydney

Copywriter:Richard Grisdale
Creative Director:Michael Newman/Fergus Fleming
Art director:Fergus Fleming
Photographer:Gary Heery/Andrew Warm
Agency:Saatchi & Saatchi/Sydney
(1997年ニューヨークフェスティバル入選作品)

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金子 秀之

金子 秀之

早稲田大学商学部卒業。資生堂のアートディレクターとして前田美波里のサマーキャンペーンを担当。1973年博報堂のクリエイティブ・ディレクターとして、サントリーの「ブランディ水で割ったらアメリカン」キャンペーンを手がける。1993年(有)クエスターを設立。広告製作及び海外広告の紹介をして現在にいたる。