【スペック】全長×全幅×全高=5180×1900×1490mm/ホイールベース=3130mm/駆動方式=FR/6リッターV12DOHC48バルブ:ガソリン(445ps/6000rpm、61.2kgm/3950rpm):水素(260ps)/最高速度=230km/h/最長航続距離=ガソリン500km、水素200km

BMW Hydrogen7(6AT)【試乗記】

夢への5歩目 2007.08.24 試乗記 BMW Hydrogen7(6AT)
水素をガソリンのかわりにシリンダー内で燃やして、動力を取り出す。BMWが開発した最初の“量産”水素自動車の体験試乗が、東京はお台場で行われた。

第5世代の水素自動車

BMWは2007年7月4日、2台の水素駆動サルーン「BMW Hydrogen7」を日本に輸入した。ガソリンと水素を随時切り替えて走ることができる水素自動車の、公道での走行試験が目的である。

ハイドロジェン・セブンは、いわば「BMW760Li」に水素で走行するための装備を追加したモデル。いわゆる「燃料電池車」は、水素を用いた一種の発電機を動力源とする。ビーエムの水素自動車が積むのは、ガソリン同様、シリンダー内の水素にスパークプラグで直接点火して動力を取り出す内燃機関だ。BMWの水素自動車としては5世代目にあたる。
Hydrogen7の第1陣は100台が生産される予定で、BMWはHydrogen7をして「世界初の量産型水素駆動セダン」と謳う。ドイツから欧州各国、北米、中国へとリースが開始され、このたび日本上陸とあいなった。

「BMW Hydrogen7」とノーマル「760Li」との外観上の識別点は、ボディ右側面後部の給油リッドの上にもうひとつ水素供給用のフタが設けられること。テールの下に蒸発した水素を水として出す口が2つあること。屋根の上には、事故時に水素を排出する丸い栓が備わること。熱心なビーエムファンなら、ボンネットがノーマル7シリーズより盛り上がっていることに気づくかもしれない。あまり熱心でないビーエムファンでも、BMWハイドロジェン7のボディサイドには「Clean Energy」と大書されているから、すぐにそれとわかる。

ハイドロジェン7は、BMW760Li同様6リッターV12を搭載したハイエンドサルーンである。12気筒は“Dual-mode”と称され、ノーマルモデルと変わらずガソリンで動くほか、水素を使って稼働させることも可能だ。
ガソリンユニットの機構は(ほぼ)そのままに、ガソリンの代わりに水素をシリンダーに送り込むシステムが追加装備された。ボンネットの盛り上がりは、それがため。
ただし、ガソリンはベースモデル(?)通りシリンダー内に直接燃料を吹くダイレクトインジェクション・タイプであるが、水素はバルブの手前で混合気を形成するポート噴射が採られた。

(写真=webCG)
BMW Hydrogen7(6AT)【短評】
 
BMW Hydrogen7(6AT)【短評】
(写真=webCG)
BMW Hydrogen7(6AT)【短評】

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