2013年7月19日〜21日、神奈川県横浜市の横浜美術館および横浜赤レンガ倉庫にて「ザ・コンクール・デレガンス・ジャパン2013」が開かれた。

古くは1920年代のパリで始まったといわれるコンクール・デレガンス。自動車文化先進国である欧米では、自動車文化の継承と芸術的価値を評価するイベントとして、すっかり定着している。日本でも過去にはいくつか実施されたが、今日まで継続開催されているものは見当たらない。この「ザ・コンクール・デレガンス・ジャパン」は今回が初開催だが、主催者は「コンクール・デレガンスは、開催国にクルマ趣味の歴史がなければ実施できない。戦後70年近くを経て、世界に冠たる自動車生産国となったわが国にも自動車趣味が根付いていることを、広く世界に向けて発信するためにも、ぜひとも開催すべきと考えた」という。

今回、横浜美術館に展示されたエントリー車両は、1910年から74年までに作られた39台。それらの車両は4つのクラスに分けられ、8名の有識者からなる審査委員によって、オリジナリティー、保存状態、ヒストリーなどを厳密に審査された。

また第2会場となる横浜赤レンガ倉庫では、今年設立50周年を迎えたランボルギーニのオーナーズミーティングや、コンクールのエントリー車両の末裔(まつえい)ともいえる最新の高級輸入車の合同試乗会なども行われた。

自動車文化の歴史を継承すると同時に、現在そして未来への視点も備わっていたイベント会場から、出展車両を中心に紹介しよう。(文と写真=沼田 亨)