新しいクルマの方が、速くて快適で燃費もよくて、なによりめったに壊れない。そう頭ではわかっていても、どうしても心をひかれてしまうのが「往年の名車」というもの。
今回は、そんなノスタルジックなクルマの再生を行う、日産名車再生クラブの「車両動態確認イベント」を取材した。

そもそも日産名車再生クラブとは、日産社内の有志(OBも含む)が、同社の歴史的な車両を復元し、動態保存することを目的とした活動のこと。活動は会社休日をはじめとした勤務時間外に行われ、もちろん、お給料は出ない。毎年、年初の会議で「今年はどのクルマを再生するか?」を決定し、一年かけて車両を修復。完成したクルマを12月のニスモフェスティバルでお披露目する、というのが具体的な活動内容となっている。

今回のイベントは、これまでに修復してきたクルマの状態確認と、メインテナンスを目的とした「テスト」なのだが、今回はなぜかクラブメンバーの家族の姿が。代表の木賀真一さんいわく「普段、家族サービスそっちのけで休日出勤しているパパが、いったい会社でなにをしているのかを知ってもらおうという思惑なんです」とのことだが、これも素晴らしい「家族サービス」の一環だろう。

ちなみに、今回走行テストが行われたのは以下の6台。
・ダットサン富士号 1958年モービルガス・トライアル Aクラス優勝車
・ダットサン桜号 1958年モービルガス・トライアル Aクラス出場車
・プリンス・スカイラインGT 1964年日本グランプリ出場車(レプリカ)
・日産サニーエクセレント クーペ1400GX 1973年日本グランプリ TS-aクラス優勝車
・ダットサン240Z 1971年サファリラリー優勝車
・日産バイオレット 1982年サファリラリー優勝車
・日産240RS 1983年モンテカルロラリー出場車(レプリカ)

イベントの様子と往年の名車の雄姿を、写真で紹介する。

(文=webCG/写真=森山良雄)

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